【独立・開業】創業しやすい仕事・成功しやすい業種と助成金について

ネット事業で独立!
これから起業を目指そうかなとまだぼんやりと思っている方によく聞かれることですが、「これはしない方がいいですか?」とか「何が成功しやすいですか?」という質問を受けます。気持ちはとてもわかりますが答えに困ってしまいます。説明するまでもありませんが、どんな経歴で、どういった経緯で独立開業を目指すのか情報が無さすぎるからです。

それでも今回は、なんとかこの疑問に少しでもお役に立てるようにまとめてみました 笑。まだ夢が抽象的な未来の起業家へ少しでも役立てば嬉しいです。

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独立開業するのにオススメの職種

新規開業しやすい業種

それではまずは中小企業庁の調べによる開業率の高い職種から紹介します。

  • 飲食・サービス業
  • 建設業
  • 生活関連サービス業
  • 不動産業
  • 宿泊業

この中で開業率が高く、廃業率も高いのが「飲食・サービス業」「宿泊業」「生活関連サービス業」です。

建設業は仕事をいただける元請業者、不動産業は情報を共有できる同業者とのパイプが開業に向けて必須です。ゼロからの創業というよりも背中を押されて開業したというパターンが圧倒的に多いです。

恐らく今読んでいただいているあなたが創業に向けて検討している業種は、廃業率の高い分類ではないでしょうか?しかし、このデータは読み方によってはちょっと違いますよね?

最初から受注や紹介を見込める仕事と比べるから廃業率が高く見えるだけで、実際の商業ではリスクはもちろん背中合わせです。調べによると全体企業数における開業率は5%強で廃業率は3%強です。商店街に並ぶお店の中で20件中1件は新しいお店で、30件中1件はなくなっているという感覚ですね。実際現場にいる感覚だともう少し厳しく感じますが、上記の職種はこの平均値よりも新規開業しやすいことになりますね。

また新規開業しやすいということは競合が増えやすいという一面もあります。昨日まで業界で新人だったのに後からどんどん後輩の競合が出てくる危機感は持っていて欲しいです。

コロナ禍でますます開業しやすい仕事

ネット市場はまだまだ右肩上がりで需要の方がまだ多いです(執筆時2021年)。フリーランスや在宅ビジネスもコロナ禍の時代にマッチしていると言えますね。日々新しい起業家が生まれています。

今すぐはじめられる仕事はたくさんあります。

  • プログラミング
  • アフィリエイトサイト・ブログ
  • クラウドソーシング
  • ネット販売・オークションなどのEC取引
  • ドロップシッピング

他にもアプリの開発・販売や有料スクール、YouTuberなどさまざまなパターンがあります。専門的な知識やスキルが必要なアプリ開発やデジタルコンテンツの開発は置いといて、未経験でもはじめられるジャンルが多いです。

行動するかしないかだけです

こうしたお手軽なビジネスだからこそ、興味があればすぐはじめるべきです。

どんな起業にも言えることですが、行動しないとスキルも向上しませんし経験も積めません。最初は副業でもいいです。お小遣い稼ぎの感覚ではじめられるのもネット事業のいいところではないでしょうか。

IT系の経営者の多数は学生時代から起業しています。開発したサービスが当たったり携わる中で趣味から仕事に変わったというわけです。つまりどんな時、どんな環境であってもやる気さえあればはじめられますし、市場も大きくまだまだ成長しますので可能性は無限大ですね。

ちょっとしたスキルがあれば月30万円はすぐ稼げます

HTMLなどの基本言語が少しわかる程度でもクラウドソーシングで仕事を受注し、月に30万円程度稼ぐのはすぐにでも可能です。クラウドワークスやランサーズを覗いてみてください。

ホームページ制作などの本格的な依頼でしたら単価も高いのですがそれなりのスキルが必要です。最初はページの修正などの簡単な仕事を受注してみて、どんどん慣れていきながらスキルを磨いて大きな案件も受注するようにしていきましょう。

*ネット事業のポイントはこれだけです
20年前から明日から始めたらライバルが100件は生まれているって言われていたのがネット事業です。今はどんな例えになるんでしょうか 笑。とにかく始めやすいので難しい段取りや計画は始まってからでいいと思います。これで稼いでいくという覚悟も必要ありません。まずは本業ではなくスキルを磨いたり副業でお小遣いになればいいという感覚で始めてしまうことが唯一で一番大切な仕事です。
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成功しやすいビジネススタイル

オススメしたいビジネススタイル

はじめやすい業種ではなく、もう少し深掘りしてビジネスモデルとしてオススメの方を解説していきます。ここで紹介するのは2つのビジネススタイル。「フロー型」と「ストック型」という分類の仕方があります。結論から言えばストック型のビジネスがおすすめです。ここではそれぞれの違いやメリット・デメリットを解説していきます。

フロー型ビジネスとは。そのメリット

モノを作り販売するという商売の基本のようなスタイルを「フロー型」と呼びます。これは言い換えれば「売り切り型」とも言えます。製造の数量がありそれを売り切ってしまうスタイル。このサイトで取り上げているアパレル販売などは典型的ですね。

フロー型の特徴として収益を生むのに時間はかかりません。モノを仕入れて販売するのですからその瞬間に売上は発生します。またサービスでも同じです。マッサージやエステなども提供した瞬間に発生しますよね。

さらにフロー型の特徴として大きな収益をあげられることもあるということです。アパレルなら新着が届いた時、セールの初日、福袋販売など爆発的な売上を計上することができます。広告などの掲載による売上の山の付け方もありますね。

ストック型ビジネスとは。そのメリット

サービスを定期購入していただくようなスタイルを「ストック型」と呼びます。こちらは言い換えれば「継続型」と言えます。そうしたサービスをいかにシステム化するかですね。

ストック型の特徴として安定した収益が発生するシステムだという事です。例えばこのサイトで取り上げているバーやスナックでしたら、導入しているカラオケの機器をレンタルしている企業がそれにあたります。お店との契約が無くならない限り毎月定期的に収益が発生しますよね。

こうしたビジネススタイルだと、その後の事業展開も計画的に発展成長させることができます。毎月の売り上げ(利益)がある程度予想できるので先行投資などもその範疇で計画的に行えるからです。

フロー型・ストック型、それぞれのデメリット

こちらは相反するるスタイルなので、どちらかのメリットがどちらかのデメリットになっています。収益のスピードでしたらフロー型ですが、すぐに結果が出づらいのがストック型になります。

爆発的な売上の山もフロー型の特徴でストック型には見受けられません。その反面、安定的な売上を計上していくのがストック型ですから、フロー型は不安定な売上の推移となります。

*時代はますますストック型へ推移しています
身の回りのサービスに目を向けてみてください。一昔前までは毎月の引き落としといえば電話代、光熱費やローン・クレジットでしたよね。それが例えばネットの動画配信だったり定期購読サービスの利用だったり、そうしたサービスの利用が増えていないでしょうか。まさに世の中のビジネスがそちらの方向へと向かっています。今のビジネスやこれから起業するビジネスに一度当てはめてみてください。そうしたサービスを導入できないか一度考えることはとてもいいことです。保険などの特殊なサービスではなくても、会員制とか、定期購入制度とかどんなビジネスでも発想とシステム次第で構築できますよ。

失敗しづらい仕事の見極め方

何をもって成功とするかはその人次第ですね。経営者の目指すべき目標はそれぞれです。昔は企業をどんどん大きくしてといったスタイルが当たり前でしたが、今まさに相談を受ける方達のほとんどはそうしたスタイルではありません。成功モデルは皆様に任せて失敗しずらい職種をお伝えします。

無店舗型・一人起業

コロナ禍の今一番多いのがこのスタイルで失敗のリスクも一番低いといえます。

前述したクラウドソーシングのスタイルがほとんどリスクなしと言えます。具体的には文章・記事を書くコピーライティングとホームページ制作などのプログラミング、動画編集といったところですね。

まだまだ仕事の依頼の方が多いので需要過多の傾向です。仕事が見つからないということはしばらくないでしょうね。収入が思ったほど稼げなくてやめてしまったとしても損失として残るものはほとんどありません。

フランチャイズ

こちらは加入時に、加盟金や保証料などの名目でそのフランチャイズの知名度や見込み利益から妥当と思われる金額が要求されます。決して少額ではありません。ただし、ビジネスモデルとしては出来上がっていますし、大手であれば大手であるほど開店後の心配はさほどありません。

毎月の暖簾(のれん)代のようなロイヤリティーも加盟店を生かさず殺さずといった設定になっているはずです。コンビニから大手フランチャイズチェーンまでみてきましたが大きなメリットもデメリットもなく、特徴としては失敗しづらい業種といえます。

※フランチャイズの大手取り扱い窓口です。気になる案件には電話でも対応してくれています。フランチャイズで独立開業に興味のある方はこちらからどうぞ

開業資金と助成金・創業資金制度の利用

返還義務のない補助金や助成金はぜひ活用してください。創業者向けのものももちろんありますし、従業員の雇用が発生する場合は高額の補助金・助成金もあります。申請のタイミングを間違えて、受給対象から外れてしまったということのないように気をつけてください。

経済産業省のホームページは定期的にチェックしましょう

中小企業庁も忘れずチェックしてくださいね。

上記以外にも各地方自治体で、独自の補助金・助成金を実施していることもありますので、お住まいの自治体のホームページも忘れずにチェックしてみてくださいね。

*起業家にはとても助かる制度です
補助金・助成金はいつの時代も起業家にとってとても頼りになるもので、受給対象でしたら必ず申し込みすることをお勧めします。もちろん開業後もさまざまな制度がありますし、新しい制度も随時制定されていきます。なぜそれほど助かるかといえば創業者向けの創業者向けの融資の厳しさという側面からです。少額の該当であってもためらわずに申し込みしましょうね。

創業しやすい仕事・成功しやすい業種のまとめ

独立を考えている職種はなんでしょうか?開業率の高い仕事や、廃業率の高い仕事に含まれていましたか?今はどんな職種であっても成功するポイントでも触れた在宅ワーク形式やビジネスモデルのストック型を取り入れるように、ビジネスのシステムを構築してみてはいかがでしょうか?失敗しづらいスタイルも参考にしていただけると嬉しいです。最終的な目標はそれぞれ違いますが、目標に向かっての最初の一歩はつまずかないことが絶対条件です。日々移り変わる世の中の流れは流される必要はありませんが、しっかりと感じられる経営者になりましょうね。
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