事業計画書

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【創業資金・助成金・融資】事業計画書の書き方のコツ

これから開業するにあたっての創業資金、事業を発展させるための融資。その都度利用できる補助金・助成金など。どんな場面でも事業計画書を書きしっかりプランを説明することが必要です。 今回は経営者でしたら必須項目といっていい事業計画書について、書き方のコツと注意点をお伝えします。 <h2>事業計画書とは?</h2> 創業資金の申し込みで必要書類の中に「事業計画書」があったり、融資申込で提出を求められたりしますが、最初はどういった書類かわからない方もいるかと思います。 <font color="”0000ff”">✔</font><b>事業のプランを具体的に活字や数値化して書面にまとめたものです。</b> <div style=" color: black; background: #ffdbc9; padding: 20px; border: 2px dashed rgba(255 , 255 , 255 , 0.5);-moz-border-radius: 6px; -moz-box-shadow: 0 0 0 5px #ffdbc9; , 0 2px 3px 5px rgba(0 , 0 , 0 , 0.5); -webkit-border-radius: 6px; -webkit-box-shadow: 0 0 0 5px #ffdbc9; , 0 2px 3px 5px rgba(0 , 0 , 0 , 0.5); border-radius: 6px; box-shadow: 0 0 0 5px #ffdbc9; , 0 2px 3px 5px rgba(0 , 0 , 0 , 0.5); font-size: 100%; ">自分から融資担当者へは事業のプランや融資金の使い道を説明できますが、その後担当者から上司へと承認を経ていくわけです。文書でしっかりとわかりやすくまとめていなければスムーズに稟議(りんぎ=事案の承認・決済)も進まないことは想像できますよね。</div> <b>どんな融資であっても事業計画書はとても重要な位置付けです。ポイントをしっかり押さえて伝わりやすい書面を提出しましょう。</b> <div style="margin:0em ;display:inline-block;position:relative;top:3px;padding:0 .5em;height:1.5em;line-height:1.5em;color:#990000;background:#ffdbc9;font-weight:bold;text-align:center;border-radius:5px 5px 0 0;">*余談です</div> <div style="background:rgba(255,255,255,0);border:solid 3px #ffdbc9;border-radius:0 5px 5px;padding:20px;font-size: 100%;">会計事務所時代に200件以上の事業計画書を作成しました。もちろん起業後も自社の事業計画書を何度も書きましたが、事業を経営していく中で本当に大切なスキルだと思います。どんなビジネスでも、人と人とのコミュニケーションの要素は多分にあるのですが、<b>金融機関や役所に関してはあくまで書類主義です。</b>コミュニケーションの部分で言えば、いかに誠実さと熱意が伝わるかでしょうね。その後の経過も計画書に沿っていれば次回の案件がスムーズになるのは間違いないので変に誇張してもいけませんね。</div> <h2>起業家向けの事業計画書のポイントは3つ!</h2> <img src="https://happydaichi.com/wp-content/uploads/2021/02/whiteboard-4051662_1280.jpg"> 事業計画書には自分に略歴からはじまってさまざまなことを書きますが、独立・開業を目指す起業家が作成する事業計画書のポイントとなるのは以下の3点です。 <h3>創業する業界の現状と将来の展望</h3> 創業するる業種の現状はどうですか?例えばネット関連でしたらまだまだ伸びるのは説明しやすいでしょうし、飲食・旅行関係でしたらこのコロナ禍では(執筆時2021年)先行きも含めて非常に厳しいですよね。<b>ここではなるべく客観的に説明しましょう。</b> 将来の展望に関しては理由を添えることが大切です。できればその展望の中での強みを打ち出せればなおいいですね。例えば、先程の飲食店を例にあげると「年末年始で市内の繁華街では○○件が廃業になりました。繁華街の空洞化が今後さらに進む中で賃料は○○%程下がっているのが現状で、これから交渉次第でこのくらいの値引きも見込めます。実際の交渉では開店後半年間は賃料無料で賃貸させていただけそうです。」といった感じです。 業界の動向をしっかり掴んでいればこの先の展望とその理由もしっかり説明できるはずです。このあとに続く計画書の内容も好感を持って読み進めていただけます。 <h3>自社の付加価値や強みについての説明</h3> <div style=" color: black; background: #ffdbc9; padding: 20px; border: 2px dashed rgba(255 , 255 , 255 , 0.5);-moz-border-radius: 6px; -moz-box-shadow: 0 0 0 5px #ffdbc9; , 0 2px 3px 5px rgba(0 , 0 , 0 , 0.5); -webkit-border-radius: 6px; -webkit-box-shadow: 0 0 0 5px #ffdbc9; , 0 2px 3px 5px rgba(0 , 0 , 0 , 0.5); border-radius: 6px; box-shadow: 0 0 0 5px #ffdbc9; , 0 2px 3px 5px rgba(0 , 0 , 0 , 0.5); font-size: 100%; ">前述した業界の中で打ち出す自社の取り組みについての説明です。この業種で起業すると決めた動機も合わせて説明できますね。先行きが明るい、または厳しいという現状を踏まえて<b>どういったサービスでどういった成果をあげられるのか</b>ということを説明していきます。付加価値というと難しいですが、事業で行っていく自分のアイデアのことです。</div> <font color="”0000ff”">✔</font><b>アイデアの出し方は企画力です</b> アイデアというと何か奇抜な発想をしなければいけないというわけではありません。ひらめきのある才能がある人にしか出てこないというものでもありません。<b>必要なのはよりその業界を深く知るということです。そうすると問題点を改善する方法、手段が出て来ます。それをひたすら箇条書きしてください。</b> その中で自分が取り組めること、そうでないこと。また積極的に取り組んでいきたいこと を分別するのです。一連の作業のようなものですからアイデアに感じないかもしれませんが、第三者に提案する時にはそれがアイデアだとしっかり認識されます。つまりはそれが自社の付加価値になります。 <font color="”0000ff”">✔</font><b>それでもアイデアが出ない時はマンダラートで</b> <img src="https://happydaichi.com/wp-content/uploads/2021/02/manndara.png"> こちらはメジャーリーガーの大谷選手が花巻東高校時代につくったマンダラートです。有名なので見かけたことがある方も多いと思います。真ん中が最終目標で、それを達成する要素が周りの8つ。さらにその要素を達成するのに8つ。合計で64項目からなっていて全てが最終目標達成の行動になっているというチャートです。こうしたチャートを利用するとアイデアや企画が出てきやすいですね。 <div style="margin:0em ;display:inline-block;position:relative;top:3px;padding:0 .5em;height:1.5em;line-height:1.5em;color:#990000;background:#ffdbc9;font-weight:bold;text-align:center;border-radius:5px 5px 0 0;">*余談です</div> <div style="background:rgba(255,255,255,0);border:solid 3px #ffdbc9;border-radius:0 5px 5px;padding:20px;font-size: 100%;">ちなみにアイデアノートは創業後に見直すと思いがけないアイデアを再発見できたりします。まだ業界の常識に染まらず、日常の業務に追われる前のまっさらな自分の発想というのは実に豊かで、さびつく前の金属のようです 笑。何事も書き残しておくことは自分のためにとても大切です。ノートでもスケジュール帳でも頭の中で考えているだけではいつか忘れてしまいますから、書き記しておく癖をつけましょうね。</div> <h3>財務計画三年分</h3> 3つ目のポイントは財務計画。どうして資金が必要なのかということと返済計画の説明です。利益を生むために資金が必要な訳ですから、投入した資金で利益を上げその中から返済していく計画を先3年間分は細かく提示しましょう。<br><br> <div style=" color: black; background: #ffdbc9; padding: 20px; border: 2px dashed rgba(255 , 255 , 255 , 0.5);-moz-border-radius: 6px; -moz-box-shadow: 0 0 0 5px #ffdbc9; , 0 2px 3px 5px rgba(0 , 0 , 0 , 0.5); -webkit-border-radius: 6px; -webkit-box-shadow: 0 0 0 5px #ffdbc9; , 0 2px 3px 5px rgba(0 , 0 , 0 , 0.5); border-radius: 6px; box-shadow: 0 0 0 5px #ffdbc9; , 0 2px 3px 5px rgba(0 , 0 , 0 , 0.5); font-size: 100%; ">「融資金でこうした設備を投入しサービスを向上させてひと月に50万円売り上げを伸ばす」なんていう曖昧な計画ではなく、客単価や滞在時間やリピート率などできるだけ細かく具体的に数値化していくことです。</div><br><br> 創業時に特に難しいのが売上金額。まだ始まってもいないので何の根拠もありません。もちろん知り合いや身内の人数などを見込んではいけません 笑。こちらは同業他社との比較から数値を導くのが一番説得力があります。ネット上で展開するにしても同業他社との比較がわかりやすいです。<br><br> もちろん収益アップのためですから収益の曲線は伸びていかなければなりません。口コミや広告による影響は予測になってしまうので、極力避けるか最小期待値にするべきでしょうね。 それともう1つ、返済金は経費ではありませんのでご注意ください。あくまで事業で発生した利益の中から返済するので計画書記載時に注意してください。(経費になるのは利息部分だけです) <div style="margin:0em ;display:inline-block;position:relative;top:3px;padding:0 .5em;height:1.5em;line-height:1.5em;color:#990000;background:#ffdbc9;font-weight:bold;text-align:center;border-radius:5px 5px 0 0;">*余談です</div> <div style="background:rgba(255,255,255,0);border:solid 3px #ffdbc9;border-radius:0 5px 5px;padding:20px;font-size: 100%;">事業計画書は自分の考えを再認識、または客観的に分析するのにもとても役立ちます。文章に書き出してみると意外とその曖昧な点や矛盾点も自分で発見できます。メモを取ることも大切なことですが、1つ1つの事象を形にする事業計画書は自身の考えをまとめること(経営していく道筋)にもとても役立つ側面があります。</div> <h2>事業計画書の必須項目</h2> <img src="https://happydaichi.com/wp-content/uploads/2021/02/project-management-2738521_1280-1.jpg"><br><br> 創業者向けに特に大切なポイントを3つお伝えしましたが、事業計画書にはまだ記載が必須な項目があります。どの情報も盛り込んだ計画書として仕上げてください。<br><br> <ul class="listdesign9"> <li>事業者(自社)の略歴</li> <li>業種・事業の概要</li> <li>業界の環境(現在・未来)</li> <li>自社の付加価値・強み</li> <li>取引先との関係</li> <li>サービスの取り組みと展望</li> <li>人員の体制</li> <li>財務計画(3年分)現在の借入状況含む</li> </ul> <br><br> <div style=" color: black; background: #ffdbc9; padding: 20px; border: 2px dashed rgba(255 , 255 , 255 , 0.5);-moz-border-radius: 6px; -moz-box-shadow: 0 0 0 5px #ffdbc9; , 0 2px 3px 5px rgba(0 , 0 , 0 , 0.5); -webkit-border-radius: 6px; -webkit-box-shadow: 0 0 0 5px #ffdbc9; , 0 2px 3px 5px rgba(0 , 0 , 0 , 0.5); border-radius: 6px; box-shadow: 0 0 0 5px #ffdbc9; , 0 2px 3px 5px rgba(0 , 0 , 0 , 0.5); font-size: 100%; ">業種変換に伴う助成金や補助金などこの先おそらく出てくると思いますのが、新しい制度が出る際にはそれに伴った融資制度も出てくるはずです。業種の変更を考えている事業者の方にも創業時の事業計画書と同じような環境になりますから、なるべく細かく具体的に作成してください。融資を受ける前に<a href=“https://happydaichi.com/category/useful/“ title="【助成金・創業資金】" target="_blank" rel="noopener">助成金</a>などもまめにチェックしてください。</div><br> <h2>飲食店の事業計画書の注意点(2021年版)</h2><br> 現在のコロナ禍で全国的にも厳しい業種として認識されている飲食業界ですが、もともと審査の基準は異業種に比べると厳しい傾向にありました。持続化給付金や助成金などの制度はもちろん対象でしたら受けられますが、一般的な融資には新しい取り組みが必須です。<br><br> 現在一番多く見受けられるのがテイクアウト・弁当の販売。もともと低価格で提供していた業者も多く、お店としてしっかり顧客を囲い込んでいたりお店のファンが一定数いないと先細り感は否めません。<br><br> <div style=" color: black; background: #ffdbc9; padding: 20px; border: 2px dashed rgba(255 , 255 , 255 , 0.5);-moz-border-radius: 6px; -moz-box-shadow: 0 0 0 5px #ffdbc9; , 0 2px 3px 5px rgba(0 , 0 , 0 , 0.5); -webkit-border-radius: 6px; -webkit-box-shadow: 0 0 0 5px #ffdbc9; , 0 2px 3px 5px rgba(0 , 0 , 0 , 0.5); border-radius: 6px; box-shadow: 0 0 0 5px #ffdbc9; , 0 2px 3px 5px rgba(0 , 0 , 0 , 0.5); font-size: 100%; "><b>返済期間据え置き型の融資もありますし受けやすくハードルも下がっていますが、返済が必要な案件に対しては少し立ち返ってみてはいかがでしょうか。</b><br> お店の規模にもよりますが、大型店・中堅規模のお店でしたらこの先々の維持費・人件費に充分な金額でしょうか。いずれにしても返済はやってきます。思い切った業種の変換や経営スタイルの変更に資金を投入した方が得策なケースの方が多いと思います。</div><br><br> いずれにしても経営者の決断が問われる時代ですね。<br> <h2>まとめ</h2><br> <div style="padding: 20px; background: #fff; -webkit-box-shadow: 0 0 50px #f98289 inset, 5px 5px 0 #cecece; -moz-box-shadow: 0 0 50px #f98289 inset, 5px 5px 0 #cecece; box-shadow: 0 0 50px #f98289 inset, 5px 5px 0 #cecece; font-size: 100%;"> 事業を経営するにあたり必ず経験する事業計画の作成ですが、やはり経営者自身が作成するのが一番いいです。文章が上手くかけるというわけではなく、自分の事業を振り返るとてもいい機会です。提出先に喜ばれる事業計画書は文章がわかりやすいということではなくて具体的なものだということです。特に創業資金の際には上記の3点は力を入れて書いてください。必ず自分のためにもなります。 </div></p>
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