商売で大切なことはスピードと目標!いろんな記事でその大切さを書いていますが、何回かに分けてキッチンカー販売の目標についてお話しします。
初回の今回は、2022年現在の情報で、特におすすめしたい目標です!そういう目標もあるのかとぜひ参考にしてみてくださいね。
一年でお城を持とう!
下剋上の流れに乗って
もともと緊急事態宣言や外出自粛などの打開策として、既存の飲食店が一気に取り組みはじめて、あっという間に広がったキッチンカー販売。
最大のメリットは固定費の圧倒的な低さ!
そのメリットを活かして起業ではじめる方も続々と続きまして、今では起業の方が多い気がします。
店舗や職人、仕込み場所や取引先などが無くても、実体験を通しての日々の改善とスピード感があれば大丈夫です!
そして今回お伝えしたいのが、一年必死に駆け抜けて実店舗を持つという目標!既存店からキッチンカーではなく、キッチンカーから店舗への、今まさに起こっている逆転現象についてです!
世間体とか何となく立派に見えるカッコよさとか、そんなつまらない事ではなくて、実際に店舗を持つメリットはたくさんあります!
起業するなら、この逆転現象の波に乗りましょう!
ここから一年で、自分のお城を手に入れる目標はかなり現実的な目標です!
店舗をもつメリット
店舗を持つ一番のメリットは
仕込み、出発前準備、片付けの設備です。これはとても必要になってくるので実感するはずです。
気をつけるポイントは、店舗はキッチンカー販売の手助けとなることを優先に考えましょう。
お店はこういうレイアウトでなければいけないとか、ディスプレイや壁紙にこだわりたいという気持ちは一旦我慢して、機能性優先で考えましょう。(そうしたものは、利益が出てから少しずつ揃えましょうね)
最低限の設備
扱うメニューによって違いますが、基本的にはシンク(洗い場)、ガスコンロや電子レンジ・炊飯器、ごみ収集が必要です。
店舗にしなくても、その設備だけあればとても助かりますし、最初はそれでいいと思いますが、店舗と併用することで大きなメリットがあります。最適な立地とメリット
それでは一体どんな場所に出店するのがいいでしょうか?
上記の通り、キッチンカー販売を軸に考えるのが基本ですから、イメージしている店舗運営は一旦頭から外してくださいね!
立地も休日も運営も、全てキッチンカーを軸に考えましょう!
具体的な運営をイメージできたら、いいアイデアも出てきやすいです。
一番適した立地はココです!
平日は人が多く、週末は閑散とする場所。
つまり、オフィス街や役所の近くがベストな立地となります!
間違ってもイオンやヨーカドーなどのテナントや商業施設ではありません 笑。そういうデベロッパーのテナントに入るのは、また全然別の話になります。
カレンダーを効率的に変える
週末にイベントが重なるので、キッチンカーの稼働は週末中心になります。その間の平日を埋めらるように、販売先を開拓する方法についてはまた違う記事で紹介しますが、店舗を持つことで週末に向けた仕込みを兼ねて、店舗での売上も作っていくことが出来ます。
商品開発とリサーチにも活用できる
店舗があると、新商品を開発してリサーチすることが容易になります。
お客様のオーダーからもリサーチできますし、リピート率をとっても良いですし、席にアンケート用紙を置く手段もありです。
接客が慣れてきたら、お会計時の会話から直接聞く事も大切です。その際には、厳しい意見というのはお客様も言いづらいので、お気に入りを聞くことの方が正確な情報を得られるコツです!
相乗効果に導こう
キッチンカー販売の際には、商品の受け渡しの際に袋の底に店舗の割引券を入れておきましょう。
せっかく商品を気に入って頂きリピートしたくても、基本的にキッチンカーは神出鬼没ですから 笑。
実際に当社の店舗も、キッチンカーで知って常連になっていただいているお客様が多いです。決してインスタなどで追いかけてくれるお客様ばかりではありません。
相乗効果をしっかり出すために、ちょっとした事ですが是非取り入れてください!
気をつけてほしい注意点
このふたつは特に注意!
キッチンカーを始める事も、店舗を運営する事も、起業家なら初めてのことばかりで、振り返ればもちろん失敗はたくさんすることでしょう。
商品や接客などは毎日もどかしく感じて当たり前です。
向上心がある証なので、どんどんもどかしい思いをしてください!
しかし中には、してはいけない大きな間違いもあります。今回は2つに絞ってお伝えします。
セントラルキッチン
キッチンカーを運営して仲間が増えてくると、セントラルキッチンを導入している経営者がいたり、一緒に立ち上げないかと誘われることもあるかと思います。
仕込みの簡略化の面では、一括で行えるセントラルキッチンはとても良いシステムですが、
駆け出しのキッチンカーには必要ありません。
複数店舗を運営していたり、複数の施設へ配膳・給食などを行なっている事業者が一番向いているシステムです。
わかりやすい例を出すと、学校給食の給食センターってありましたよね?大量の商品とメニューを一括で製造する場所のことです。
それをトラックで各学校に配送するわけです。セントラルキッチンという何となく響のいい呼び名に釣られちゃダメですよ 笑。
駆け出しのキッチンカーには全く必要ありません!かえって原価が高くなる結果と使い勝手の悪さを感じるはずです。
将来、キッチンカーの台数が増えていったり、複数店舗を運営するなど事業規模が大きくなって必要になった時に考えましょう。
共同経営
キッチンカーに限らず起業で共同経営は断固反対です!
店舗を出す時でも、どんな時でもご法度です。
最近は起業家と出会うことが多いですが、相変わらず共同経営で始めた方は結構います。始めた方にはどうこう言えませんが、あなたがこれから始めようと考えているのでしたら、是非一度立ち止まってみてください。
理由はなんですか?
自分自身で負うリスクを分散させたいのでしょうか?資金が足りないのでしょうか?得意な専門分野がそれぞれあるのでしょうか?
心を許せる間柄であればあるほど別々に立ち上げるべきです。
これについては長くなりますので別の記事で詳しく書きます。
結論からいえば、悪い事は言いませんのでやめておくべきです。