キッチンカー販売で車両購入は一番高価な費用です。
相場も特殊な車両なので詳しい人でないとわかりませんよね。
キッチンカー開業のブームに乗って車両の販売価格も高騰しています。
購入前なら相場価格を伝えられますので参考にして下さい。
※早速調べたい方はこちらから希望車種・年式・走行距離など記載の上どうぞご利用ください。(匿名で結構です)
キッチンカー価格がインフレしてます
従業員の親友が飲食店をしていて、先日キッチンカー導入の相談に乗っていました。一通りの流れを説明した後にフードトラック(2t車でした)の見積もりも拝見したところ、「480万円弱」と「650万円弱」!!
「なにこれ!?世の中こんなことになってるの?」とビックリ!
今回はあまりの驚きに早く記事にしなきゃと急いで書いています。
細かい節約より適正価格で車両調達を
営業前に準備する厨房内の冷蔵冷凍庫や炊飯器などの備品、外観で必要なタペストリー(幕)やのぼり、メニュー表など初期費用で細かい出費がたくさんあります。
なるべく初期費用を節約するのに、リサイクル店を回ったりネットオークションを利用したりすると思います。
そうした努力も必要ですが節約の金額でいえばまずは車両本体でしょう。
備品などに比べたら金額の桁が2つくらい違いますからね!
中古トラックベースなら
中古のトラックからフードトラックへ改造して、保健所の許可が下りる状態にします。カスタマイズのリクエストは置いといて。走行距離10万キロくらいとしましょうか。(見積もりの車は15万キロくらいだったと思います)
軽のキッチンカーと違ってフードトラックなら20万キロとかでもへっちゃらなのですが、やっぱり走り込んでない方が安心ですね。僕の感覚だと400万円はちょっと高いです。
500万円は高すぎです。600万円超えると意味不明です。(論外です)
車種がエアーストリームやルノーなどの特別な車両だったりオシャレな外車ならわかりますが、国産の中古トラックでいくら状態が良くても僕なら400万円切らないと購入しません。
適正価格を知ろう
当社のキッチンカー製造を任せている企業の協力で適正価格を調べていただきます。
名前や住所などの情報は必要ありません。お問合せフォームに希望車種や走行距離・年式など記載の上お問い合わせください。
最近販売したものがあればその金額や、なければ可能な限り調べていただけます。
購入の際には、かなり参考になるはずですからお気軽にどうぞ。
※お問い合わせが多い際には多少時間が掛かるかも知れません
100万円以上違ったら他を当たろう
100万円利益を出すのに起業してからどのくらいかかるでしょうか。
売上でなくて利益で100万円です。
出店先も増えてメニューも固まるまで順調に進めば、そんなに時間が掛からないかも知れませんが、高すぎる車を購入する必要は全くありませんからね。
販売店との付き合いもありますし信頼関係もありますから判断は経営者次第ですが、相場とかけ離れていれば「ちょっと高すぎる」というのは伝えてあげた方が親切かも知れませんよ。
補助金・助成金も背景にあります
コロナ禍で既存の飲食店を守るのに移動販売や業種転換に、または起業家支援の政策として補助金・助成金がたくさん出ました。(現在も利用できます)
こういった背景から、車両購入も対象費用なので尚更高騰しているのでしょう。購入する側からしたら実際に支払う金額がかなり圧縮されますから、ちょっと金銭感覚が麻痺してしまいますよね。
消費動向の追い風の他に、こうした側面から高値で購入してしまうケースが増えているのだと考えられます。
一度お問合せフォームから車種・年式・走行距離などの情報をお寄せ下さい。起業家向けのサイトをしているの知っていますので、無料で協力して頂くことになりました。
くれぐれも注文しなくて結構です 笑。
(いつも忙しくて納車まで最低3ヶ月待ちの状態ですから)
ここはキッチンカー販売が主事業ではなく、かなり良心的な価格が出てくると思いますが、今購入を考えている車と100万円以上違ったらもう一度違うところ当たってみた方がいいかも知れませんね。
安心して運営できる体制つくりを
車両購入後も修理や車検、備品の故障・販促物の買い替えなど突発的に起こるアクシデントに事前に備えておきたいものです。
事前に決めておく取引先はざっと以下の通り。
- 点検・修理工場を決めておく
- 厨房機器の故障に備える
- 仕入れ先は複数持つこと
- 販促物の劣化や追加購入先を決めておく
- 包装資材の調達先を決めておく
今回は車両購入についての記事ですが、意外とこの準備の段階に優良な販売店を見つける手掛かりがあります。
車両の点検・修理先を決める
取引先の修理工場はどこか決めていますか?車検やメンテナンスを頼むところです。
キッチンカー車両の購入先をまだ決めていない場合は、この修理工場に依頼してみて下さい!理由は下記の通りです。
キッチンカーを適正価格で販売してくれる事業者は、キッチンカーやフードトラック販売以外に主たる事業があり、その収益で成り立っている事業者が多いです。
今回協力してくれている会社も公共事業の制作物がメインの会社なので、適正価格で行なっているわけです。
特に修理工場は保険会社またはディーラーから依頼される仕事の収入が多く、収益は安定しています。尚且つ車の状態を見るのが仕事ですから、たとえオークションで購入するにしてもプロの目から査定書をしっかり診てくれます。
もちろんそれぞれの経営者の判断ですから修理工場でも高額で販売しているところもあるでしょう。そこは事前に適正価格を知り自分の判断材料にしてみて下さい。
厨房機器の故障
移動販売では厨房に備えている備品類も毎日運転で揺られますから、どうしても故障がちになることは覚悟しておきましょう。
必要なことはいざ故障した時に素早く対処して販売先に穴を開けないかどうかです。新品で揃えた場合は保証も効くので金銭的に安心ですが、商品送付して修理から戻るまで長い時間を要することが多いです。
ネットオークションなら落札までの日数に加え配送にも時間がかかります。一番いいのは電気工事業者ですがモノによっては部品の手配で時間が掛かるかも知れません。
中古の厨房機器を取り扱っている業者か、厨房機器の多いリサイクル店が一番早い気がします。お住まいの地域か近隣市町村でめぼしいところ調査しておきましょう。
仕入れ先は複数持つ
2022年のウクライナとロシアによる戦争から、様々な原材料価格が高騰しています。2022年は特に一年で何度も価格改定がありました。
この先も予断は許されない状況ですから、仕入業者はいくつか付き合っていた方がいいです。
会社によって、魚介類に強かったり穀物に強かったり特徴がありますから。こうした情報は先輩のキッチンカー経営者から聞くのがいいですよ。
食材の総合商社からの仕入は扱い品目が多くて便利ですが、価格が高い場合もあります。モノによって仕入れ先を分けることは経営にとって大切な事です。
販促物・包装資材
販促物破損などはネットで探すのが一番効率的です。のぼりが破れてしまったりしても、厨房機器や仕入れのような致命的なトラブルではないのでそこまで急がなくていいかと思います。念のためにそうした事態に備えて役立ちサイトを決めておくのがいいでしょう。
新メニュー投入の際の包装資材は箱物や紙、ビニールなどの素材で会社によって得意・不得意がありますので、こちらも今取引している会社の他に、新しいパッケージの際には調べ直すことをお勧めします。
その他必要な取引業者
上記の取引先が確定していれば大抵のトラブルがあっても安心です。
トラブルがあってから慌てて対処しても、大きなイベントを逃してしまったり小さなトラブルにも対処できずに出店先の信用を落としてしまうのは大きな損失です。
欲をいえば電気工事(弱電)関係の方や、広告代理店(販促物やデザインの手配が早いです)もつながっていると安心でしょう。
いずれにしても備えあれば憂いなしで、運営責任者ですからすぐ対処できる体制を構築しておきましょう。
既存店と起業家の予算の傾向
既存の飲食店とキッチンカー開業の起業家では車の予算が100〜200万円ほど違うらしいです。どちらが高い予算だと思いますか?
何件かのキッチンカー車両販売の社長さんに聞いた話なので、どこまで確度の高い情報かは不明ですが、既存店の方が高い予算で外観にこだわる傾向があるということでした。
地域で有名であればあるほど、お店のイメージを損なわないという部分で費用も嵩むということでしょうか。お店の看板を背負って走っているわけですから、人気店には人気店の苦労があるということでしょう。
逆に考えると起業家は最初からブランディングされている訳ではないので、初期費用は抑えて好みの車種はしっかり稼いだ資金からにしましょう。
いろんなスタイルがある
今回は高すぎる相場価格にどうしても警鐘を鳴らしたくて記事にしましたが、もちろん車両本体に徹底的にこだわる経営者もいます。
新車をベースにキッチンカーにカスタマイズする方や、前述の高級外車ベースでこだわって制作する経営者など。あまり多くは見かけませんが経営者それぞれのこだわりがありますので人それぞれではありますね。
牽引型のキッチンカー
余談ですが、けん引型できっと誰もがみたことのある可愛いキッチンカーのタイプがあります。その価格についても触れようかと思いましたが今回はやめておきます。なんだか車屋さんを敵に回してしまう記事になってしまいそうなので 笑。
牽引型で探している方は情報収集してみるといいかも知れませんよ。
キッチンカー販売で起業する人が多いので、需要が高く車両価格が釣り上がっているのはわかります。どんな商品も相場は需要と供給のバランスですから。
ある意味キッチンカー製造や販売の業者さんにとってはプチバブルのような状態なのでしょう。購入する側が備えていないといけません。購入時の相場と照らし合わせた希望価格を持っていないといけませんね。それにしても車は高い買い物なので尚更やりすぎ感が止まらないですね。