「自分のお店を持ちたい」「キッチンカーをやりたい」「副業をはじめたい」とは考えていても、「どうしても一歩踏み出せない」という方は、週末起業からスタートしてみるのはいかがでしょうか?
初期費用も運営していく毎月の固定費も抑えられるので、週末起業のスタイルはキッチンカーなら可能です。
週末起業で一歩踏みだす
起業で一番高いハードルは最初の一歩を踏み出すことです。
キッチンカーなら休日を利用した出店だけでも、初期費用も固定費もかなり抑えられるので賄えるはずです。起業というハードルもグッと下がりますね。
起業に向けた準備機関と捉えてみてはいかがでしょうか。
早速、注意点も含めて掘り下げていきましょう。
週末起業のメリット
週末起業にキッチンカーが向いている点をいくつか挙げてみましょう。
- 初期費用が限られている
- 運営コストが少額
- 週末出店が向いている
- 運営ノウハウを積める
- 起業準備が出来る
- 万が一のリスクも小さい
初期費用が限られている
キッチンカー起業での初期費用は、キッチンカー購入費と備品の調達です。
備品はメニューによって違いますがキッチンカー内の調理器具や冷蔵・冷凍庫と、のぼりやメニューの幕(タペストリー)などの販売促進に関わる費用です。
他に挙げるとしたらメニュー開発の原材料費ですね。
運営コストが少額
毎月運営にかかる固定費用は、車両保険・駐車料金。出店に応じて発生する費用は、ガソリン代・出店費・商品仕入・包装資材仕入です。
稼働が多くても少なくても掛かる費用は保険と駐車料金。毎月数万円で済むのが週末出店で副業感覚でも無理なく始められる一番のポイントですね。
納車時より華やかになるように、色んな小物やライトなど追加していくと思いますが、売り上げの中から少しずつ揃えていけます。
週末出店が向いている
キッチンカー販売で大きな売上が見込めるのは、やはりイベント開催が多い週末や祝日になります。
副業のうちは本業に支障が無いように、休日に合わせて出店出来ます。
その他の曜日も自分のスケジュールに合わせて出店してみてはいかがでしょうか。
運営ノウハウを積める
営業前の準備や営業後の後片付け、仕入れのタイミングや保存方法など、掛かる時間やコツなどは実際にはじめてみてわかるものです。
メニューや仕込み場所の使い勝手は人それぞれです。実際に事業の経験を積むことで効率化したり新しいやり方を学んだり出来ます。出店先で知り合った同業者やイベンターとのコミニケーションは今後の財産にもなりますし、同業者のいいところは吸収してマネさせて頂きましょう。
出店するたびに、販売方法や商品の見せ方・キッチンカーの目立たせ方などたくさんノウハウを吸収できるはずですよ。
起業準備が出来る
副業で営業しながら、備品の補充から営業準備の効率化まで日々進化していきます。上記で触れた出店場所の拡大も進められるので、本来起業後に進んでいく道をライト感覚で始めながら整えていけます。
この期間で得られる一番の財産は「やれるという自信」です。
そして一番の課題は「どこまでが助走期間か決める」ことです。
ライフワークとして副業のままというのももちろんいいです。起業を目指すなら、ここまで来たらという自分自身の基準を決めておくべきでしょうね。ちなみに起業したからといって何か新たに費用かける必要はありません。

万が一のリスクも小さい
キッチンカー販売は仮に廃業してしまっても莫大な負債が残るわけではありません。
営業していても毎月月末に支払いで頭を悩ませることも少ないです。
初期費用はキッチンカーと備品の購入費が大半ですから、車を一台購入するくらいのライトな感覚で出来ますし、最悪の場合は車両を売却してしまえば資金的にはそこまで大きな痛手にはなりません。(現在の需要過多な状況なら購入費よりも高く売却できるケースもあります)
毎月の運営費に関しては、以前の記事で月商の3ヶ月分貯めること(一般的には1ヶ月分といわれています)を説明しましたが、キッチンカー販売に関しては例外です。
毎月の運営費がわずかであり、人を雇用していなければ尚更です。
先日仲のいい軽食のキッチンカー屋さんと一緒にイベントに行ったのですが、普段は店舗でアウトドアのグッズ販売やスクールをしている人で、ふと気づいたのですが週末ばかり顔を合わせるんですよね。
これはいいヒントを頂いたと思い早速記事を書いているところです。
週末起業の注意点
週末起業で気をつけなければいけないポイントも把握しておきましょう。
反面、起業をした際には解消できる点ともいえます。
- 雇用はしない
- スローテンポになる
- 食材のロス
雇用はしない
週末起業でやってはいけないことは雇用です。
大きなイベントで友人に時給を支払って手伝ってもらうことはあるかと思いますが、第三者の雇用は副業のうちは控えましょう。
自分のペースで出店先も時期も決めるので、生活に充てる収入を求めて来る人を雇用してはいけません。
何から何まで自分の経験になる時に、人を頼っては自分のためにもなりません。
スローテンポになりがちです
事業を始めるには覚悟と結果の責任が必要です。覚悟を決めれば普段より自分自身の動きも早くなるでしょうし、頭の中も事業のことでいっぱいになります。
アイデアも出て来ますし実際の経験が自分をどんどん成長させてくれます。
キッチンカー販売に限らず、片手間や趣味で始める場合は覚悟が薄れるのでスピード感が身につきません。実際に起業した際にスピード感がつくといいのですが、週末起業の期間が長ければ長いほどスローテンポが身についてしまうかもしれません。
どうしても一歩踏み出せない時はキッチンカーのような特殊な環境ならアリかと思いますが、副業のまま終わらせないのでしたら期間は決めておくべきでしょう。
食材のロス
週末の出店が終わると、残った食材は廃棄になることが考えられます。
冷凍の効く食材が多かったり、仕込みで調整できて「売り切れごめん」の販売スタイルでしたら最小限で済みます。
在庫も食材も廃棄するということは、お金を捨てていることと同じことです。
メニュー開発時には食材ロスをしっかり考えて工夫が必要になります。
