✔いよいよ起業する準備が整ったら読んでみて下さい。
ここから先は道なき道です。
どこを通って、どこに進むかは全て自分次第。
自分で歩んだ軌跡が道になるわけです。
しかし、どちらへ進むか決める判断基準を持たないと、
迷い道にたどり行き止まりについてしまうこともあります。
事業を成功させるコツ
毎日目標に向かっていること!
これだけはせめて「石の上にも三年」の3年間だけでもいいので
守って、やり続けてほしいです!
やり方は簡単!
10年後の目標と3年後の目標を紙に書き出してください。
書かないとダメです。思っているだけじゃダメなんです。
脳内に記憶されませんし、記憶されないってことは達成する覚悟が
そもそもないってことです。
経営者になったら自分との約束を守る癖をついけてください。
自分との約束は自分が守るしかないんです。
夢じゃなく目標を!
ただ漠然と頑張っていても誰もみてくれませんし、結果はついてきません。
そもそも自分自身が疲れるだけで幸せではありません。
自己陶酔していてもしょうがないんです。
夢は見るもので目標は掴むものです。
日々努力して成長していけば、辿り着けるんじゃないかっていうくらいの
高めの目標が最高にいいです。
目標達成のコツ
✔目標達成のコツは逆算することです。
日々の積み重ねで事業も経営者としても成長していきますが、
しっかり目標に向かって努力している実感がなければ
いつの段階でどこに辿り着くのか霧の中を進むようなものです。
仮に3年後の目標を「従業員を雇うこと」に設定したとします。
経験者なのか未経験者なのか、年齢はいくつくらいか、
既婚者か独身か、男性か女性か…などなど目標を立てると
具体的にイメージできますよね。
上記の条件を踏まえて、どのくらいの給料があれば募集してくれるのか。
さらにこれから源泉所得税と保険料などを引いて、手取りは下がるので
そうしたことも踏まえないといけないですね。
さて、支給金額を決めたら毎月しっかり支給できるようになるには
今の売上・利益をどこまで伸ばせばいいのかがわかります。
3年後に達成するための売上(利益)をここでは単純に三等分して見ると
今年1年間の目標が出来、さらに12等分すると今月の目標が出ます。
もっと言えば30で割れば今日の達成すべき目標も出ます。
月ごとに浮き沈みの激しい業種もありますし、自分の環境に合わせて
リアルな目標を立ててみてください。
誰でも思いつくようなことですが、実際にその目標をしっかり達成していった
積み重ねが結果として目標を達成することにつながるのです。
スピードスターになる!
おそらく一番実感する時は、経営者同士での集まりや
伸びている企業の経営者と触れ合う機会があった時です。
身近にもいると思いますが、何か問題が起きた時や、
当たり前にまずやらなければいけないような仕事でも
スピード感を感じる人っていますよね。
わからないことが起きたらすぐに誰かに連絡して確認を取る。
(自分の場合は、電話の方が早いので迷惑でもかけちゃいます 笑)
やりたいことの前がある時って、やらなければいけない事を
後回しにする癖がある人は、まずやる事やってから
やりたいことに向かう癖をつけて下さい。
なんだかいつも忙しく動いている人のことではありません。
ひとつひとつしっかり仕事をこなしつつ、思い立ったことは
もうその瞬間に解決するようなイメージです。
時代はあっという間に流れますからスピード感のないと
スキルを身につけたり何かに到達した時には、もう通用しなかったり
すでに二番煎じになってしまっていることがあります。
「うちもそれやろうと思ってたんだような〜」というフレーズを
聞いたことあると思いますが、そうならないよう心掛けましょう
そのくらいの気持ちで日々過ごさないといけません。
スピードこそ命です。考え込んだり無駄に会議を重ねたり
そんな時間は無駄なので、形式的なことは特にこだわらずに
向かうべきものだけ見据えて進むべきでしょう。
失敗するパターン
✔一番やってはいけないのが消耗戦!
どんな業界でも、低価格競争・値引き合戦に陥ることがあります。
どんなタイミングでやってくるかわかりませんし、起業したその時が
まさに真っ只中っていうケースもあるかと思います。
まず大前提として大資本には勝てるはずがありません
資本力があるからこそ展開できるビジネスモデルがあるわけで、
✔そもそも同業だと思わない方がいいです。
大手企業が新規ビジネスに参入する際に「無料」でサービスを提供し、
顧客の囲い込みから始める戦略は常套手段です。
基盤となるビジネス、収益を上げていて先行投資できる環境にあるからこそ
成り立つビジネスモデルですよね。
そうした参入手段に敏感に反応して対抗することは全く無駄です。
ここで「消耗戦」と表現しているのは、利益を減らし提供して対抗しても
より資金力があるところに勝ち目がないという意味からです。
例を挙げると、自分が「鶏卵店」を経営していたとして
近所のスーパーが卵半額セールをしたとします。
これはあくまでさまざまな商材を扱うスーパーが客寄せとして
卵を赤字覚悟で販売するわけですから、スーパーとしては全体の利益を
みている訳で卵の利益を追求している訳ではありませんよね。
その金額に合わせて自社も販売してしまうようなことです。
ものすごい簡単な例を挙げましたが(笑)そうした競争をしても意味がないですよね。
目を向けるべきところは自分たちの企業の強みです。
小さな企業にしか出来ないサービスがあるはずです。
当社では安売り禁止が合言葉のようなもので、金額以上のサービスを提供し、
それをお客様に実感していただくことこそが、
本当の企業価値を産むんだと考えています。
先行投資王になる!
起業をしたら満足、社長と呼ばれて満足。そんな方はいないと思います。
人生の中で大きな決断をして踏み出したんですから、もっと事業を発展させ
伸ばしていきたいという日々を過ごすと思います。
事業を発展させる過程でかけるべき資金は先行投資です。
利益を生む商品の仕入れは直接生産性のある支出ですよね。
非生産性な支出はあまりかけるべきでないと思いますが、
先行投資はすぐに利益を生み出しませんが、間違いなく生産性のある支出です。
✔究極の先行投資は人件費ですね。
見習いからはじまり、仕事ができるようになったら退職してしまうという事も
必ずやってきます(悲しいですが)
結婚退職もあることでしょう。おめでたもあります。
スキルを身につけたのでより環境の良い職場に転職することもあります。
どれも当たり前のことで、快く送り出してあげましょう。
しかしそれに懲りていてはいつまで経っても事業は拡大できません。
経営者にとって宿命のようなものですから、はじめから覚悟しておく事を
強くお勧めしておきます。
新しいサービスや商品に特化して先行投資する際は、
上記のような不可抗力ではなく事業主の判断が全てでしょう。
好結果を出した時は従業員や仲間に感謝すべきですが、
思うような結果が出なかった場合は責任を全て引き受けてください。
何かうまくいくまでは失敗の連続です。失敗は全て受けいれて
どうして失敗したかを、自分の中で結論を出しておかないと
同じ失敗を繰り返すことになります。
運転資金と設備資金
もうひとつ大切な資金の話ですが、
✔運転資金は基本的に借りてはいけません
そもそも運転資金とは、今月の支払いが足りないという事態のことです。
もう事業として破綻していないでしょうか?
起業仕立ての頃はもちろんそうである場合がほとんどです。
なので、半年なら半年、一年なら一年、助走期間を設けて
その間の資金も準備して起業するべきです。
その資金も枯渇して借入金で一時的に凌いだとしても、
そもそも毎月の資金が焦げ付いているのに、返済額まで必要になる訳です。
小さな規模の起業でしたら新車を買ったけど廃車にしてしまったくらいの
痛手で済むかと思います。長い人生の中では小さな体験です。
ここでいう運転資金とは別に、手形などを受け取る業種や
資金決済まで期間があるような取引はもちろん別です。
設備資金には見栄の金額は必要ありません。
事業が大きくなると、借りているオフィスや店舗、起業内のインフラに関する資金が必要になる時期が来ます。
よくあることではないので、多少見栄えにも気を取られますし
付属したものも揃えたくもなります。
もうこれは誘惑との戦いですね(笑)
なるべく謙虚に、最初は必要なものでと心掛けましょう。
起業家を応援しているからこそ、運転資金の調達には慎重になって欲しいです。
仮に断ち行かなくなったらやめることも勇気です。
はじめる事よりも大きな勇気です。周りの人も去っていくでしょう。
それは貴方と付き合っていてくれたんではなくて、
事業の看板と付き合ってくれていた方達です。