- 世の中のサービスはこちらに向かっています
- 一言で言えば、定額制やリースに似たビジネスモデルです
- この記事ではその内容とサービスの種類をいくつか紹介します
- 驚きのサービスも誕生していますので紹介しますね
- なるべく早く知っておいた方がいいです
ストック型(サブスクリプション方式)とは
新ビジネススタイルが絶賛席巻中
✔サブスクリプションとは「会費」や「雑誌の予約購読」などの意味で使われていましたが、近年の取り扱いの増加で「有限期間の使用許可」として扱われています。
今までの商品購入の手段は、欲しいものにお金を支払って購入するというごくごく当たり前の取引でした。この手段が「定額制」の導入で購入のハードルが下がりさまざまなサービスで利用者が爆発的に増加しています。
営業スタイルの劇的な変化
新規顧客獲得のために人員も広告費も繰り返しかけてきた今までのビジネススタイルを変える企業が続出しています。新しいサービスの分野では、こちらの方式を取るのが当たり前になってきています。
従来からあったビジネススタイルです
今までも新聞の購読や駐車場の月極契約、事業でいえば家賃契約、カラオケ機器のレンタルや厨房機器のリース契約など細かい違いはありますがこちらのビジネススタイルです。
携帯電話が代表例です
携帯電話各社が早くから取り入れていましたので、このサービスをすでに受けていますよね。ネット関連の事業を行なっている方でしたらお馴染みのソフトメーカー「Adobe」がこちらのスタイルに変更して業績が大きく伸びたのも普及している原因です。
サービスも進化しています
✔すでに他社との競合が激しくなっている分野では、差別化を図るためにサービスに特典も充実してきています。例えばアプリの定期サービスでしたら、アップデート時の別途料金無料を打ち出してきています。
amazonは企業全体で取り組んでいます
ネット通販に限らず勢いの止まらないamazonは、さまざまなサービスを展開していますが、企業としてストック型に完全にシフトしています。今後ほぼ全てのサービスでこのビジネスモデルを適用するようです。
消費者側の注意点を3つ
新しい消費スタイルなので、利用者側からすると注意点を見落としがちになってしまいます。代表的な注意点を紹介しますね。
- 商品やサービスへの対価は購入して資産になるものではなく、レンタルやリース扱いになるものが多いので確認してから利用してください
- ネット上での利用が多く解約の手続き方法がわからないというトラブルが多いようです
- 使用していないサービスでも定額発生し徴収されるので、消費者側でしっかり契約しているサービスを把握していないといけません
特にネット上でのサービスが多いため、お問い合わせはメールのやりとりになりますから「問い合わせ窓口がわからない」とか「返事が来ない」といったトラブルが多いようです。ネット上のサービスを利用の際は解約次の窓口も確認しておきましょうね。
既存の事業に取り入れましょう
双方にメリットのある魅力的なビジネススタイル
- 利用者にとってみれば高額で躊躇うようなサービスも、月額制の割安プランで利用できたり購入できます。またゲームや書籍、映画などたくさんの種類を利用したい場合にもとても便利なスタイルです。
- 企業側にとっても定額制なので、営業・広告費を注ぎ込んで数字を作るような経費は減る傾向にあるでしょう。さらに毎月の収入の管理もしやすく継続収入が見込めます。
昔からこうして成長したビジネス
✔昔から身近にあり大きく成長した産業といえば自動販売機の設置、カラオケ機器の店舗への設置、新聞の定期購読、セキュリティー(セコムなど)。ついこの間までベンダー事業などと呼ばれていました。
呼び方は違いますが同じ手法のサービスです。日本全国隅々に広まった背景には、こうしたビジネスモデルをとっていたからなんですね。
所有に執着しない時代の到来
✔モノが溢れる時代になったので、モノを購入することへのこだわりがなくなってきているのでしょう。必要な時に必要な分だけ利用するという時代の流れなのかもしれませんね。
加速剤になる特典の進化
前述したアップデートのサービスのように、どんどん利用者自身への負担が減るように改善されています。メンテナンスや修理、交換などの費用負担をなくす方向です。利用のハードルが下がる特典が多く需要が加速度的に増えている要因です。
すでに浸透しているサービス
こうしたサービススタイルは身の回りに溢れています。現在(執筆時2021年)ストック型ビジネスを取り入れている代表的なサービスをいくつかご紹介します。
- 動画配信サービス(Netflix・Hulu・U-NEXT
など)
- 音楽配信サービス(Apple Music・Amazon musicなど)
- 書籍読定期購読サービス(Kindle Unlimited・楽天マガジン”など)
- ゲーム定額制(Nintendo Switch Online・PlayStation Nowなど)
- オンライン英会話スクール(NOVA
・ネイティブキャンプ
など)
ほとんど全てご存知ではないでしょうか。どんな業種でもサービスの形を変えているだけなので既存の事業でもほとんどが始められるはずです。
もうすでにこんなサービスも参入しています
もうすでにほとんどの産業に浸透しています。なかなか身近にそうしたサービスを利用している人がいないと知る機会もないのですが、以下のような業種でもストック型のビジネスに着手している企業はあります。参考例です。
副業としてはどうだろうか
副業では大きくは望めません
✔結論からいえば、副業としてサブスクリプション方式のビジネスはオススメしません。
理由は時間が非常にかかること。大きな収益が出る可能性も低いことです。コツコツと少しの収益でも構わないという方は参考にしてください。
ブログ・アフィリエイト・画像など
✔どれをとっても収益が発生するまで時間と根気強さは求められます。しかしいずれある程度の収益は発生してくるはずです。
ネット上にはブログもアフィリエイトも画像や書籍の出稿も、さまざまなサービス参加のノウハウが溢れています。根気強く取り組んでいけばノウハウも経験も積めてより良いサービスを提供できるようになるでしょう。また初期費用も少ないのでリスクがなくて始めやすいです。
「今月はこのくらい副業収入が欲しい」という事情の時は、ストック型ではなく間違いない労務型のサービスを利用したほうがいいと思います。
不動産がある方
不動産に若干の空きがある方は、ストック型ビジネスでいえば「土地を貸し出すサービス」があります。民泊の土地バージョンといったところですね。
- 空き地貸し出し(akippa
)
購入型と利用型
現在サブスクリプション事業で語られるものはストック型やベンダー産業、リースや賃貸といったものもひとくくりで語られています。大きな区分としては購入型と定期利用型。一般的に普及が伸びているのは定期利用型です。
ストック型(サブスクリプション)ビジネスのまとめ
