【アパレル】小物・雑貨・アクセサリーで起業する

ネット事業で独立!

雑貨・小物、アクセサリーなどの専門店で成功することは、アパレル業界の中でも最難関の部類で間違いありません。

冒頭から厳しい文章で申し訳ありませんが事実です。

それでもこのジャンルで展開したいという方へ私からオススメするのは2パターンだけです。

「とことん選んだジャンルに特化する」か、「プラスワンで展開する」方法の2種類です。こちらの2パターンを今回は詳しくお伝えしていきます。

昔から花屋さん、喫茶店と並び女性に人気の職業といえば小物・雑貨店です。男性だとシルバーアクセサリーやバッグなどの革製品のお店を開くのが目標という方は今も昔も多いです。例えば旦那さんの収入があって趣味や副業という感覚でしたら全然問題ありません。ただし、本業としてこれで食べていくとなると厳しいことは認識していてくださいね。

※シルバーアクセサリーや革製品のような製造販売は、小売とは経営方法も販売方法も違いますので別の機会で取り上げます。

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何かに特化したショップかレアブランドのセレクト雑貨・小物店

小物・雑貨といっても日用品から身につけるちょっとしたオシャレまでさまざまなアイテムがありますが、まず日用品に特化したメーカーは後回しにしましょう。

日頃の消耗品でしたら安くていいものは世の中に氾濫していますので、とっかかりのアイテムとしては向いていません。言い換えれば頻繁に買い換えることがないものともいえます。財布だったりネックレスだったり携帯ケースだったり…いろいろありますよね。

そうした中から、例えばビンテージ感のある商材があったら他のアイテムもその路線で統一していくのがお客様も迷わずにいい商品構成になっていきます。

小物のメーカーは発注金額によって運賃無料になったり、原価が下がるというシステムをとっているところがほとんどです。(とっていなくても交渉すればOKです)ですので、なるべく一つのアイテムだけではなく、複数のアイテムを仕入れられるものを持ったメーカーと取引するのがセオリーです。

このジャンルの商品単価は決して高くない割に、利益の幅も平均的に4割ほどです。普通の服の仕入れと大差ありません。もちろん全て売り切っての4割ですから、在庫として寝てしまう商品や在庫処分でセールなどかける商品を考えると実際は利益は3割を切ります。

利幅の高い商材を組み合わせてうまく仕入れを起こさなければいけません。メーカー残り在庫僅かな商材を見つけて全て買い取る条件をつけたり、売れ筋でないカラーもアソート(混在)OKの条件をつける代わりにと、交渉すれば利幅取れる手段は結構あります。

仕入れ先を開拓するのはネットで検索するとたくさん出てきますが、一度現地で商材を見て・触れてみた方がもちろんいいです。バイヤー(仕入れ担当)の方とも親しくなってお互い意見交換できる仲になれば、いち早く情報も入りショップのためにもなります。成功しているモデル店舗のやり方なども聞いてみてください。

まとめてたくさんの商材を見たいのなら、やはりギフトショーでしょうね。東京のビッグサイトで開催されていますが、東京以外の各地でも規模は違えど開催されています。個別で前述のような仲までは難しいかもしれませんが、最初にたくさんの商品を見るという点ではやはり一度足を運ぶべきでしょうね。

*100均の登場
90年台初頭までは近所のスーパーの中にさえ雑貨店はあったものです。徐々に姿を消していった背景には日本経済の停滞とともにデフレが進み、決定的だったのは100円ショップの登場です。何気ない日用品も今の価格の何倍もの金額で普通に販売されていました。メーカーも小売店も今とは比べものにならないくらい利益がありましたので納得できますよね。世の中に現在のモノの価値が浸透しましたので、今回はその中で開業・起業を目指すのならという記事を書かせていただいてます。
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アクセサリー類はプラスワン商品として取り扱う

もう一つの形態として最初は決して小物・雑貨屋さんとはいえないかもしれませんが、メイン商材のサブ的なアイテムとして取り扱うのが一番現実的です。

これは販売のテクニックなのですが、雑貨にとってはプラスワン販売というのがとても有効的です。

接客・販売で一番ハードルが高いのがクロージング。購買すると決断していただくことです。これが済んだ段階になると「ついでに」「おまけに」というような感覚でもう一品販売するハードルは一気に下がります。さらにお目当てのアイテムではなかった雑貨類、しかも価格も高くなければなおさらです。将来的に雑貨店を営むために取り扱い雑貨の知識や良さに触れていただける絶好の機会です。いろんなお店のレジ回りに雑貨類があるのはそうした戦略からです。(万引き防止もありますが 笑)

アパレルという括りに中で一番ネット販売するのに苦労するジャンルです。

商品アイテム数も、在庫管理も服と比べると何倍の労力がかかることか。しかもカラーもサイズも豊富。商品の入れ替わりも毎週のようにやってきます。単価的にネット販売専属のスタッフなど雇うなどはご法度です。

昔からアパレルは「子供服と靴には手を出しちゃいけない」と言われていました。サイズ・カラーのバリエーションが多く、必ず売れ残りが出ますので専門店経営はとても難しいからです。これと同じことが当てはまるジャンルです。やはり、最初は特別強力なキラーブランドなどを抱えているなどの特殊事情がない限り、プラスワンからのスタートが一番オススメです。

*アクセサリー店の宿命
小物・雑貨・アクセサリー店の宿命として万引き、盗難があります。扱う品目の大きさが小さければ小さいほど発生確率は高まるでしょう。最初に事業計画を立てる時にしっかり万引きロスをあらかじめ計上しておいてください。販売単価も比較的高くなく、利幅も多くない商材で、なおかつ盗難ロス率が高いのは残念ですが現実です。いかに盗難を逃れるかの手段は店舗の取り組みとしてさまざまでしょうが、レジ回りに陳列するのがプラスワンも兼ねて一番合理的ですよ。

雑貨店開業のオススメ形態まとめ

今回紹介させていただいた2つの形態で特化ショップで一番の成功例は無印良品です。すでに大きな店舗展開で同じようには感じられないかもしれませんが根本は同じですね。商品の特色を徹底的に打ち出した超成功例ですね。余談ですが、誘致するショッピングモールではすでに家賃無料の特権も多くの店舗で与えられているはずです。それだけ単店での集客パワーがあるということです。特化ショップのポイントは統一感です。その世界観をショップとして出せるかどうか。また、これから開業する方にオススメするのは、やはり後者のプラスワンとしてのスタートです。店舗として成長していけば、服が逆にプラスワンとしての立場になるお店もたくさんあります。スタートラインではセレクトショップ古着屋などでのプラスワン商材としてが一番オススメです。
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