【セレクトショップ開業へ】起業に向けての三つのポイント(通販・仕入先・メーカー依存度)

業種別深堀理り!
セレクトショップで起業する人でしたら、タイトルにある三つのポイントを押さえるのは必須です。というか、このポイントを突き詰めていけば長くセレクトショップとして成長してける事でしょう。

最終的に「捨て場」となれば国内でも有数のショップになることが出来るでしょう。

メーカーのオンリーショップ(一つのブランドの看板を背負った店舗)は、いわば代理店のようなもので、そもそもシステムが違いますしお店を開くという感覚ともちょっと違います。経営も提携メーカー(ブランド)と駆け落ちするようなものですから、こちらで紹介するカテゴリーには当てはまりません。

それでは店舗での接客テクニックなどの店内業務は違う回で触れるとして、大切な三つのポイントを説明していきます。

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ネット通販は開店前からでも始めるべき

ショップを開店するにあたり仕入れ先との契約、店舗の内装工事、店舗ショッピングバッグのデザインなどなど…。キリがないくらい開業に向けた準備がありますが、商品の仕入れが発生した段階からネット上の店舗に商品アップロードできるくらいのネット販売準備は進めておくべきです。

その理由は二つ。

アパレル商品は価格競争ではないこと

プロパーで売れる条件はアップが早いこと

どういうことかと言いますと、例えば家電商品やベビーカーのように価格を比較されるジャンルではないということです。セール時期などはまた別の話ですが、新商品の入荷に合わせて待ち望んでいるお客様(ファン)にとってはいち早く新商品をチェックし、好みのサイズ・カラーで購入したいのです。

品揃えや商品ページでの商品の訴求、コーディネイトの提案ももちろん大切なことですが、一番大切なことはスピードです。

実際に運営していたサイトでも写真一枚に買い物かご機能をつけた段階で売れていきました。商品説明やコーディネイト案などこれからっていう時に、もう売り切れてしまったという事もありました。

こういうことには副産物があって、まだメーカーに在庫があるうちに売れ筋商品がわかり大量に追加発注できるということ!アパレルの販売では販売機会ロスといって、お客様の望む商品がメーカー在庫も売り切れてしまい販売機会を逃してしまうということがあります。この対策としても非常に役立ちます。

実際にリアル店舗が開店した後も、商品到着からまずはネットショップへのアップロードという癖がつくはずです。楽天市場にしてもAmazonにしても独自ドメインにしても起業を決めたらまずは契約を済ませ、ネットショップの基礎知識を学び店舗を構築して仕入れ商品の到着を待ち構えている環境を作りましょう。

メーカー在庫の状況を確認しながら仕入れ前にカタログなどの写真をアップロードして予約販売もできます。買い物かごボタンを予約販売と変えるだけで難しい作業も省けるはずです。

【創業資金・助成金・融資】事業計画書の書き方のコツ
これから開業するにあたっての創業資金、事業を発展させるための融資。その都度利用できる補助金・助成金など。どんな場面でも事業計画書を書きしっかりプランを説明することが必要です。 今回は経営者でしたら必須項目といっていい事業計画書について、書き方のコツと注意点をお伝えします。 <h2>事業計画書とは?</h2> 創業資金の申し込みで必要書類の中に「事業計画書」があったり、融資申込で提出を求められたりしますが、最初はどういった書類かわからない方もいるかと思います。 <font color="”0000ff”">✔</font><b>事業のプランを具体的に活字や数値化して書面にまとめたものです。</b> <div style=" color: black; background: #ffdbc9; padding: 20px; border: 2px dashed rgba(255 , 255 , 255 , 0.5);-moz-border-radius: 6px; -moz-box-shadow: 0 0 0 5px #ffdbc9; , 0 2px 3px 5px rgba(0 , 0 , 0 , 0.5); -webkit-border-radius: 6px; -webkit-box-shadow: 0 0 0 5px #ffdbc9; , 0 2px 3px 5px rgba(0 , 0 , 0 , 0.5); border-radius: 6px; box-shadow: 0 0 0 5px #ffdbc9; , 0 2px 3px 5px rgba(0 , 0 , 0 , 0.5); font-size: 100%; ">自分から融資担当者へは事業のプランや融資金の使い道を説明できますが、その後担当者から上司へと承認を経ていくわけです。文書でしっかりとわかりやすくまとめていなければスムーズに稟議(りんぎ=事案の承認・決済)も進まないことは想像できますよね。</div> <b>どんな融資であっても事業計画書はとても重要な位置付けです。ポイントをしっかり押さえて伝わりやすい書面を提出しましょう。</b> <div style="margin:0em ;display:inline-block;position:relative;top:3px;padding:0 .5em;height:1.5em;line-height:1.5em;color:#990000;background:#ffdbc9;font-weight:bold;text-align:center;border-radius:5px 5px 0 0;">*余談です</div> <div style="background:rgba(255,255,255,0);border:solid 3px #ffdbc9;border-radius:0 5px 5px;padding:20px;font-size: 100%;">会計事務所時代に200件以上の事業計画書を作成しました。もちろん起業後も自社の事業計画書を何度も書きましたが、事業を経営していく中で本当に大切なスキルだと思います。どんなビジネスでも、人と人とのコミュニケーションの要素は多分にあるのですが、<b>金融機関や役所に関してはあくまで書類主義です。</b>コミュニケーションの部分で言えば、いかに誠実さと熱意が伝わるかでしょうね。その後の経過も計画書に沿っていれば次回の案件がスムーズになるのは間違いないので変に誇張してもいけませんね。</div> <h2>起業家向けの事業計画書のポイントは3つ!</h2> <img src="https://happydaichi.com/wp-content/uploads/2021/02/whiteboard-4051662_1280.jpg"> 事業計画書には自分に略歴からはじまってさまざまなことを書きますが、独立・開業を目指す起業家が作成する事業計画書のポイントとなるのは以下の3点です。 <h3>創業する業界の現状と将来の展望</h3> 創業するる業種の現状はどうですか?例えばネット関連でしたらまだまだ伸びるのは説明しやすいでしょうし、飲食・旅行関係でしたらこのコロナ禍では(執筆時2021年)先行きも含めて非常に厳しいですよね。<b>ここではなるべく客観的に説明しましょう。</b> 将来の展望に関しては理由を添えることが大切です。できればその展望の中での強みを打ち出せればなおいいですね。例えば、先程の飲食店を例にあげると「年末年始で市内の繁華街では○○件が廃業になりました。繁華街の空洞化が今後さらに進む中で賃料は○○%程下がっているのが現状で、これから交渉次第でこのくらいの値引きも見込めます。実際の交渉では開店後半年間は賃料無料で賃貸させていただけそうです。」といった感じです。 業界の動向をしっかり掴んでいればこの先の展望とその理由もしっかり説明できるはずです。このあとに続く計画書の内容も好感を持って読み進めていただけます。 <h3>自社の付加価値や強みについての説明</h3> <div style=" color: black; background: #ffdbc9; padding: 20px; border: 2px dashed rgba(255 , 255 , 255 , 0.5);-moz-border-radius: 6px; -moz-box-shadow: 0 0 0 5px #ffdbc9; , 0 2px 3px 5px rgba(0 , 0 , 0 , 0.5); -webkit-border-radius: 6px; -webkit-box-shadow: 0 0 0 5px #ffdbc9; , 0 2px 3px 5px rgba(0 , 0 , 0 , 0.5); border-radius: 6px; box-shadow: 0 0 0 5px #ffdbc9; , 0 2px 3px 5px rgba(0 , 0 , 0 , 0.5); font-size: 100%; ">前述した業界の中で打ち出す自社の取り組みについての説明です。この業種で起業すると決めた動機も合わせて説明できますね。先行きが明るい、または厳しいという現状を踏まえて<b>どういったサービスでどういった成果をあげられるのか</b>ということを説明していきます。付加価値というと難しいですが、事業で行っていく自分のアイデアのことです。</div> <font color="”0000ff”">✔</font><b>アイデアの出し方は企画力です</b> アイデアというと何か奇抜な発想をしなければいけないというわけではありません。ひらめきのある才能がある人にしか出てこないというものでもありません。<b>必要なのはよりその業界を深く知るということです。そうすると問題点を改善する方法、手段が出て来ます。それをひたすら箇条書きしてください。</b> その中で自分が取り組めること、そうでないこと。また積極的に取り組んでいきたいこと を分別するのです。一連の作業のようなものですからアイデアに感じないかもしれませんが、第三者に提案する時にはそれがアイデアだとしっかり認識されます。つまりはそれが自社の付加価値になります。 <font color="”0000ff”">✔</font><b>それでもアイデアが出ない時はマンダラートで</b> <img src="https://happydaichi.com/wp-content/uploads/2021/02/manndara.png"> こちらはメジャーリーガーの大谷選手が花巻東高校時代につくったマンダラートです。有名なので見かけたことがある方も多いと思います。真ん中が最終目標で、それを達成する要素が周りの8つ。さらにその要素を達成するのに8つ。合計で64項目からなっていて全てが最終目標達成の行動になっているというチャートです。こうしたチャートを利用するとアイデアや企画が出てきやすいですね。 <div style="margin:0em ;display:inline-block;position:relative;top:3px;padding:0 .5em;height:1.5em;line-height:1.5em;color:#990000;background:#ffdbc9;font-weight:bold;text-align:center;border-radius:5px 5px 0 0;">*余談です</div> <div style="background:rgba(255,255,255,0);border:solid 3px #ffdbc9;border-radius:0 5px 5px;padding:20px;font-size: 100%;">ちなみにアイデアノートは創業後に見直すと思いがけないアイデアを再発見できたりします。まだ業界の常識に染まらず、日常の業務に追われる前のまっさらな自分の発想というのは実に豊かで、さびつく前の金属のようです 笑。何事も書き残しておくことは自分のためにとても大切です。ノートでもスケジュール帳でも頭の中で考えているだけではいつか忘れてしまいますから、書き記しておく癖をつけましょうね。</div> <h3>財務計画三年分</h3> 3つ目のポイントは財務計画。どうして資金が必要なのかということと返済計画の説明です。利益を生むために資金が必要な訳ですから、投入した資金で利益を上げその中から返済していく計画を先3年間分は細かく提示しましょう。<br><br> <div style=" color: black; background: #ffdbc9; padding: 20px; border: 2px dashed rgba(255 , 255 , 255 , 0.5);-moz-border-radius: 6px; -moz-box-shadow: 0 0 0 5px #ffdbc9; , 0 2px 3px 5px rgba(0 , 0 , 0 , 0.5); -webkit-border-radius: 6px; -webkit-box-shadow: 0 0 0 5px #ffdbc9; , 0 2px 3px 5px rgba(0 , 0 , 0 , 0.5); border-radius: 6px; box-shadow: 0 0 0 5px #ffdbc9; , 0 2px 3px 5px rgba(0 , 0 , 0 , 0.5); font-size: 100%; ">「融資金でこうした設備を投入しサービスを向上させてひと月に50万円売り上げを伸ばす」なんていう曖昧な計画ではなく、客単価や滞在時間やリピート率などできるだけ細かく具体的に数値化していくことです。</div><br><br> 創業時に特に難しいのが売上金額。まだ始まってもいないので何の根拠もありません。もちろん知り合いや身内の人数などを見込んではいけません 笑。こちらは同業他社との比較から数値を導くのが一番説得力があります。ネット上で展開するにしても同業他社との比較がわかりやすいです。<br><br> もちろん収益アップのためですから収益の曲線は伸びていかなければなりません。口コミや広告による影響は予測になってしまうので、極力避けるか最小期待値にするべきでしょうね。 それともう1つ、返済金は経費ではありませんのでご注意ください。あくまで事業で発生した利益の中から返済するので計画書記載時に注意してください。(経費になるのは利息部分だけです) <div style="margin:0em ;display:inline-block;position:relative;top:3px;padding:0 .5em;height:1.5em;line-height:1.5em;color:#990000;background:#ffdbc9;font-weight:bold;text-align:center;border-radius:5px 5px 0 0;">*余談です</div> <div style="background:rgba(255,255,255,0);border:solid 3px #ffdbc9;border-radius:0 5px 5px;padding:20px;font-size: 100%;">事業計画書は自分の考えを再認識、または客観的に分析するのにもとても役立ちます。文章に書き出してみると意外とその曖昧な点や矛盾点も自分で発見できます。メモを取ることも大切なことですが、1つ1つの事象を形にする事業計画書は自身の考えをまとめること(経営していく道筋)にもとても役立つ側面があります。</div> <h2>事業計画書の必須項目</h2> <img src="https://happydaichi.com/wp-content/uploads/2021/02/project-management-2738521_1280-1.jpg"><br><br> 創業者向けに特に大切なポイントを3つお伝えしましたが、事業計画書にはまだ記載が必須な項目があります。どの情報も盛り込んだ計画書として仕上げてください。<br><br> <ul class="listdesign9"> <li>事業者(自社)の略歴</li> <li>業種・事業の概要</li> <li>業界の環境(現在・未来)</li> <li>自社の付加価値・強み</li> <li>取引先との関係</li> <li>サービスの取り組みと展望</li> <li>人員の体制</li> <li>財務計画(3年分)現在の借入状況含む</li> </ul> <br><br> <div style=" color: black; background: #ffdbc9; padding: 20px; border: 2px dashed rgba(255 , 255 , 255 , 0.5);-moz-border-radius: 6px; -moz-box-shadow: 0 0 0 5px #ffdbc9; , 0 2px 3px 5px rgba(0 , 0 , 0 , 0.5); -webkit-border-radius: 6px; -webkit-box-shadow: 0 0 0 5px #ffdbc9; , 0 2px 3px 5px rgba(0 , 0 , 0 , 0.5); border-radius: 6px; box-shadow: 0 0 0 5px #ffdbc9; , 0 2px 3px 5px rgba(0 , 0 , 0 , 0.5); font-size: 100%; ">業種変換に伴う助成金や補助金などこの先おそらく出てくると思いますのが、新しい制度が出る際にはそれに伴った融資制度も出てくるはずです。業種の変更を考えている事業者の方にも創業時の事業計画書と同じような環境になりますから、なるべく細かく具体的に作成してください。融資を受ける前に<a href=“https://happydaichi.com/category/useful/“ title="【助成金・創業資金】" target="_blank" rel="noopener">助成金</a>などもまめにチェックしてください。</div><br> <h2>飲食店の事業計画書の注意点(2021年版)</h2><br> 現在のコロナ禍で全国的にも厳しい業種として認識されている飲食業界ですが、もともと審査の基準は異業種に比べると厳しい傾向にありました。持続化給付金や助成金などの制度はもちろん対象でしたら受けられますが、一般的な融資には新しい取り組みが必須です。<br><br> 現在一番多く見受けられるのがテイクアウト・弁当の販売。もともと低価格で提供していた業者も多く、お店としてしっかり顧客を囲い込んでいたりお店のファンが一定数いないと先細り感は否めません。<br><br> <div style=" color: black; background: #ffdbc9; padding: 20px; border: 2px dashed rgba(255 , 255 , 255 , 0.5);-moz-border-radius: 6px; -moz-box-shadow: 0 0 0 5px #ffdbc9; , 0 2px 3px 5px rgba(0 , 0 , 0 , 0.5); -webkit-border-radius: 6px; -webkit-box-shadow: 0 0 0 5px #ffdbc9; , 0 2px 3px 5px rgba(0 , 0 , 0 , 0.5); border-radius: 6px; box-shadow: 0 0 0 5px #ffdbc9; , 0 2px 3px 5px rgba(0 , 0 , 0 , 0.5); font-size: 100%; "><b>返済期間据え置き型の融資もありますし受けやすくハードルも下がっていますが、返済が必要な案件に対しては少し立ち返ってみてはいかがでしょうか。</b><br> お店の規模にもよりますが、大型店・中堅規模のお店でしたらこの先々の維持費・人件費に充分な金額でしょうか。いずれにしても返済はやってきます。思い切った業種の変換や経営スタイルの変更に資金を投入した方が得策なケースの方が多いと思います。</div><br><br> いずれにしても経営者の決断が問われる時代ですね。<br> <h2>まとめ</h2><br> <div style="padding: 20px; background: #fff; -webkit-box-shadow: 0 0 50px #f98289 inset, 5px 5px 0 #cecece; -moz-box-shadow: 0 0 50px #f98289 inset, 5px 5px 0 #cecece; box-shadow: 0 0 50px #f98289 inset, 5px 5px 0 #cecece; font-size: 100%;"> 事業を経営するにあたり必ず経験する事業計画の作成ですが、やはり経営者自身が作成するのが一番いいです。文章が上手くかけるというわけではなく、自分の事業を振り返るとてもいい機会です。提出先に喜ばれる事業計画書は文章がわかりやすいということではなくて具体的なものだということです。特に創業資金の際には上記の3点は力を入れて書いてください。必ず自分のためにもなります。 </div></p>

仕入れ先を選ぶポイント

セレクトショップですから取扱メーカーの開拓はいつまでも続けていく大切な仕事です。日本独自の問屋制度にとらわれず、直接メーカーに足を運び商談することを強くオススメします。問屋を飛ばすことがタブーという時代ではありません。

独立開業にあたり、今までの経験やお付き合いから支援してくれる(商品供給してくれる)メーカーがいる状況でしょうか?もしくは、全くのゼロからの起業でしょうか?

全く取引先ゼロからという方でも心配ありません。

最初から数社取引あったとしても、セレクトショップである限りいつまでもアンテナを張り新規契約をしてお店の血を入れ替え続けなければ新鮮さを保てませんから新規開拓はセレクトショップの使命です。

ここで最初にやってくるハードルはブランドの縄張りでしょう。気に入ったメーカーや有名メーカー・ブランドでしたらもうすでにあなたのお住まいの地域で販売されていないでしょうか?それはもう限りなく取扱不可でしょうね。

ブランド価値を守るためと販売店を守るためにアパレルには縄張り制度があります。

どこでも買えてしまうくらい商品が氾濫してしまうとブランド価値を保てませんし、取扱専門店もその意義を失ってしまうので、新規参入の店舗が有名ブランドであればあるほど入り込む余地はありません。

では、なぜネット販売はいいのでしょうか?こちらはまた別の回で触れますが、要するに可能性ゼロではないということです。ただし、起業仕立ての時期は違う手段を考えましょう。

インディーズブランドを選ぶコツ

大好きなブランドが取り扱えないとなると、やはり業種を選ぶときにも話しましたが好きなジャンルで固めていった方がいいです。理由は、好きだからこそもっと深く研究できますしインディーズブランドであっても気に入った商品にたどり着く可能性が高いです。ときには大変な時でも頑張れる力にもなります。

お店のコンセプトというとなんだかカッコよくてよくわかりませんが、要するにジャンルを絞って品揃えしましょう。例えばざっくり、アメカジなのかきれい系なのか、コンサバなのかエスニックなのか…のような感じです。

路線が決まったら商品の仕入れが可能かメーカーに問い合わせしましょう。メールじゃなくて電話でしましょうね。メールだと無視されがちですが、電話でしたら取扱不可でも少なからずコミュニケーションが取れます。運が良ければ取り扱える仲間のメーカーを紹介してくれる事もあります。

気になるブランドの見つけ方は雑誌もいいですしネットで探すのもいいでしょう。しかしアパレルですから実際に触ってみて、着てみて判断した方がいいでしょうね。ですから手順としては

地元ではない地域で目指すべきショップを見つけてそうした店舗を廻ります。気に入ったブランドを見つけたら商品タグの裏を確認する。
連絡先がわかったら電話か、可能だったら直接訪問する。

どんな人であっても好きと言われて嫌な思いをすることはありません。それと同じでビジネスであっても人間同士の付き合いですからアナログですが、実際に触れ合って商談することを強くオススメします。

ここでやってはいけないのは、最初から問屋を探すこととファストファッションを探すこと。これはオススメしません。

ファストファッションとは低価格で流行を追う量販店ですから、これから起業するセレクトショップとは真逆の路線になります。日本で言えばユニクロ・しまむらなどです。海外で言えばH&M・Forever21のような店舗のことです。

問屋を通すことはすでにその段階で5%か7%の利益を抜かれてしまいます。アパレルの利益は本当に薄いので、わざわざ最初から問屋を探すことはしないでください。問屋さんの存在意義は在庫切れの際の追加発注がスムーズな点ですが、今はどこも在庫を抱えていないのでわざわざ問屋さん経由で扱う意味がないのです。
もちろんメーカーに問い合わせたらその地域は○○の問屋さんを経由して下さいと言われることありますが、なんとか直接取引できるように粘り強く商談してみましょう。

一社でも取引できるようになると、メーカー同士ももちろん繋がっていますので、同じテイストのメーカーを紹介してもらいましょう。次からはグッと探しやすくなるはずです。

特定のメーカーの依存度を上げない

3つ目のポイントは特定のメーカーに依存しすぎないことです。特定ブランドのオンリーショップをオススメしない理由と同じです。

実際にショップの運営がはじまると売れるブランド・売れないブランドが出てきます。そうすると自ずと売れるブランドの仕入れの比重が高まっていきます。お客様に求められているのですから、もっと充実した展開にしたくなるのは当然のことです。

最初はインディーズブランドではじまったのでしたら、人気ブランドになるまでお気に入りのブランドを強くオススメし、その良さを伝えてお客様にも納得して頂き、お店と共にブランドを育てていきましょう。

ショップの中で人気のブランドが一つ出来たら、ブランド人気の高まりの中で冷静に次の展開の準備をしましょう。やるべきことはシンプルに2つしかありません。

次世代の人気ブランドの発掘する。
既存のブランドの強いアイテムを特化する。

次の人気ブランド候補達をいち早く取扱い始めること。これは縄張り制度がある業種ですから早い者勝ちです。飛び回っている癖をつけてください 笑。それと人気ブランドに押されているブランドは取扱量が減っていくと思いますが、その中でいつまでも通用しそうなアイテムを見つけましょう。例えばデニムが得意だったらその商品に絞る、藍染が得意だったら…などなど。取扱をやめないでしっかりその中でいいものを見極めて時間をかけてショップと一緒に育てていく感覚です。

人気ブランドに偏った営業はショップのオンリーショップ化へ進んでいるということです。これはとても危険。ブランド人気に左右されるショップになるということです。芸能人だって人気の移り変わり早いですよね?人気絶頂の時に次のブランドを用意しましょう。建設業などに置き換えてみると貸倒れ、連鎖倒産を防ぐことと似ています。

*余談です
「実際に会って商談する」飛び込み営業のようなものですが誰もが進んでやりたがらないことにチャンスがあります。自分が運営していた時の取扱ブランドは35社。ブランド数にして50種類くらいだったと思います。起業後5年目の頃だと思います。そのくらいメーカーさん同士の繋がりは広いので、いいお付き合いをさせて頂ければあっという間に広がりますよ。そんな中、某有名メーカーの社長さんが教えてくれたのですが国内で一番販売している店舗は沖縄にあるショップでした。冬服(特に単価の稼げるアウター関係)が売れづらい立地にも関わらずです。そのショップと付き合い始めてからブランドの人気もグッと上がったというお話。ショップがブランドを探すように、ブランドも販売力のあるショップを探しているのです。ブランドから求められるショップになれるよう成長していかなければいけませんね。
セレクトショップで独立・開業する方へ3つポイントをお伝えしましたが、共通していることはその行動のスピードです。今回お伝えしたポイントをしっかりと身につけてください。意識するのはスピード感です。きっと起業前に思い描いたショップへと近づくことでしょう。
【独立・開業】個人事業に倒産なんてありません
<div style=" color: black; background: #ffdbc9; padding: 20px; border: 2px dashed rgba(255 , 255 , 255 , 0.5);-moz-border-radius: 6px; -moz-box-shadow: 0 0 0 5px #ffdbc9; , 0 2px 3px 5px rgba(0 , 0 , 0 , 0.5); -webkit-border-radius: 6px; -webkit-box-shadow: 0 0 0 5px #ffdbc9; , 0 2px 3px 5px rgba(0 , 0 , 0 , 0.5); border-radius: 6px; box-shadow: 0 0 0 5px #ffdbc9; , 0 2px 3px 5px rgba(0 , 0 , 0 , 0.5); font-size: 100%; "><b>起業に一歩踏み出すのをためらう理由は「潰れたらどうしよう」という思いが少なからずあるはずです。ほとんどの場合、いきなり巨額の借金や資本金を募るような大きなビジネスからスタートするわけではありません。大丈夫です。潰れるなんてことはありません。</b></div><br><br> ただし上手くいかずにやめてしまうのは理由があります。いつまでにどれだけの結果を出すという明確な目標を持っているでしょうか?これがあるのとないのとでは全然違います。ただ<a title="【独立・開業】独立前に決めること" href="https://happydaichi.com/thefirst/" target="_blank" rel="noopener">始めるにあたっての準備</a>を怠っていただけです。<br><br> なるべく要約してまとめましたので、ぜひ読んでみてくださいね。この記事を読み終わったら頃には、心の中の霧も晴れていることでしょう。<br> <p><h2>起業したい人は「いつまでにどこまで」</h2><br><br> <img src="micheile-henderson-FpPcoOAk5PI-unsplash"></image><br><br> <div style=" color: black; background: #ffdbc9; padding: 20px; border: 2px dashed rgba(255 , 255 , 255 , 0.5);-moz-border-radius: 6px; -moz-box-shadow: 0 0 0 5px #ffdbc9; , 0 2px 3px 5px rgba(0 , 0 , 0 , 0.5); -webkit-border-radius: 6px; -webkit-box-shadow: 0 0 0 5px #ffdbc9; , 0 2px 3px 5px rgba(0 , 0 , 0 , 0.5); border-radius: 6px; box-shadow: 0 0 0 5px #ffdbc9; , 0 2px 3px 5px rgba(0 , 0 , 0 , 0.5); font-size: 100%; ">それでは起業前に2つだけ質問します。夢の中の空想のようにボヤっとではなく、具体的にしっかり考えてみてください。<br><br> <b>・事業をスタートさせたら将来成功して何がしたいですか?</b><br> <b>・いつまでにそうなりたいですか?</b><br><br> 時間かかっても構いません。しっかり考えていただけたでしょうか?</div><br><br> この2点だけ明確に定まっていれば大丈夫ですよ。起業してすぐに進むべき道も速度も定まっています。それではわかりやすい例を紹介します。<br><br> <div style="margin:0em ;display:inline-block;position:relative;top:3px;padding:0 .5em;height:1.5em;line-height:1.5em;color:#990000;background:#ffdbc9;font-weight:bold;text-align:center;border-radius:5px 5px 0 0;">BMWかも 笑</div> <div style="background:rgba(255,255,255,0);border:solid 3px #ffdbc9;border-radius:0 5px 5px;padding:20px;font-size: 100%;">上記の質問の答えが高級外車を現金で購入する。購入代金は1,000万円。いつまでという期間は5年後。そうですね高級外車なのでもっと具体的にベンツにしましょう。独立開業する事業はラーメン店。<br> 単純に1年間に必要な貯蓄は200万円ですね。月にすると16万円ほど。休みなしで一日5,500円です。お店の維持費を払って5,500円の貯金をします。ラーメン店でしたら500円玉貯金がしやすそうですね。一日11枚。これが今日の目標。この繰り返しが5年後、万が一ベンツに乗れていなくても恐らくBMWくらいは乗っているはずです 笑。</div><br><br> あなたの個人店なのです。目標にいかなかったら閉店しないで営業していてもいいじゃあないですか。達成できそうな目標ですよね。気が済むまでやればいいのです。(あまりネットで乱暴なことを書いていると怒られそうです 汗)<br><br> <font color=”0000ff”>&#x2714;</font><b>大丈夫です、現実はこんなに厳しくありません!</b><br> あまり厳しそうな目標に感じない人もいると思いますが、もっと簡単に達成できます。開業にあたって<a title="【独立・開業】補助金・助成金" href="https://happydaichi.com/category/useful/" target="_blank" rel="noopener">創業資金などの融資制度</a>を利用する方もいると思いますが、必ず必要なのが事業計画書。<br><br> <font color=”0000ff”>&#x2714;</font><b>事業とは生き物です。成長していく計画を立てそこに向かっていきます。</b><br><br> 上記の例だと一年目よりも2年目、3年目の方が貯蓄する目標金額が多くなるはずです。その目標の立て方次第ですが、一年目は開業3ヶ月後から毎日500円玉一枚が目標かもしれません。それを2枚、3枚と増やしていくために日々切磋琢磨していくこととなります。 </p> <p><h2>我慢する期間も決めておこう</h2><br><br></p> <img src="micheile-henderson-FpPcoOAk5PI-unsplash"></image><br><br> <p><h3>廃業する理由</h3><br><br> <font color=”0000ff”>&#x2714;</font><b>なかなか収入が増えないから貧しいのが耐えきれない</b><br><br> <font color=”0000ff”>&#x2714;</font><b>一人で頑張って続ける気力がなくなった</b><br><br> 個人事業の廃業ってこうした理由が一般的です。事業で資金繰りが大変だと全て自分の収入から捻出するわけですから、生活費を切り詰めることになります。<br><br> 当たり前のことですが、今まで色々不満やストレスはあったものの決まった日にちに給料が入ってくるサラリーマンとは違うわけです。車のローンやクレジットの引き下げ、光熱費、携帯代…毎月の出費は今まで通りやってきますから、削るのは食費や自分のお小遣いになるでしょうね。これがいつまでも続くようだとそろそろ潮時かという気持ちになるのもわかります。<br><br> <p><div style=" color: black; background: #ffdbc9; padding: 20px; border: 2px dashed rgba(255 , 255 , 255 , 0.5);-moz-border-radius: 6px; -moz-box-shadow: 0 0 0 5px #ffdbc9; , 0 2px 3px 5px rgba(0 , 0 , 0 , 0.5); -webkit-border-radius: 6px; -webkit-box-shadow: 0 0 0 5px #ffdbc9; , 0 2px 3px 5px rgba(0 , 0 , 0 , 0.5); border-radius: 6px; box-shadow: 0 0 0 5px #ffdbc9; , 0 2px 3px 5px rgba(0 , 0 , 0 , 0.5); font-size: 100%; ">開業後は頭の中が商売のことばかりで、精神的にも肉体的にも休まることはありません。自分で選んだ道ですから始める前にこのくらいのことは覚悟するしかありません。起業後は身近な人からの批判なども聞こえてきて、これもボディーブローのように効いてくるでしょう。やりたいことを詰め込みすぎてハードワークで体も疲れ果ててしまうこともあります。少なからず誰でも最初はそうです。</div> </p><br> <p><h3>成功をつかむ人のはじめ方</h3><br><br> そんな苦労も廃業してみれば全て水の泡です。ああやっぱりかと周囲の人をガッカリさせることにもなります。ほらみたことじゃないという批判もあるでしょう。<br><br> <font color=”0000ff”>&#x2714;</font><b>そうならない為に何があっても頑張るという期間をしっかり決めましょう。</br><br><br> いつ芽が出るかわからない不安な毎日だと心も折れてしまいます。急に今日芽が出るというものでもありません。ですから最初は辛い思いをする覚悟と、いつまでは我慢してやるんだという期間をしっかり決めておきましょう。<br><br> <font color=”0000ff”>&#x2714;</font><b>やはり先人のいう通り「石の上にも三年」の三年がいいと思います。</br><br><br> やはりこうした格言やことわざは明確な理由がなくても経験則なんでしょうね。3年やって芽が出る起業家は本当にたくさんみてきました。ですから私も起業する人には、三年は何があっても頑張りなさい、3年後の目標を持ってそこに向かいなさいと必ず話すようにしています。経験則の詰め合わせの本も<a title="【独立・開業】読んで欲しいこの一冊" href="https://happydaichi.com/book/" target="_blank" rel="noopener">過去記事</a>で紹介しています。<br><br> <div style=" color: black; background: #ffdbc9; padding: 20px; border: 2px dashed rgba(255 , 255 , 255 , 0.5);-moz-border-radius: 6px; -moz-box-shadow: 0 0 0 5px #ffdbc9; , 0 2px 3px 5px rgba(0 , 0 , 0 , 0.5); -webkit-border-radius: 6px; -webkit-box-shadow: 0 0 0 5px #ffdbc9; , 0 2px 3px 5px rgba(0 , 0 , 0 , 0.5); border-radius: 6px; box-shadow: 0 0 0 5px #ffdbc9; , 0 2px 3px 5px rgba(0 , 0 , 0 , 0.5); font-size: 100%; ">さらに、独立する際の事業計画も3年で作りましょう。金融機関向けのこうした資料も三年計画が好まれるのは、やはりその期間が信憑性もあることの裏付けとも言えますね。逆に言えばそのくらいの期間かかって当たり前です。あまり結果を焦りすぎず気負いすぎないようにしましょう。(のんびりしすぎてもダメですよ 笑)。種を蒔いて水をやって芽が出るまで目標に向かってしっかり成長していきましょう。</div></p><br> <p><h2>新車を廃車にしたくらいです</h2><br><br> それでも結果がついてこないことももちろんあります。日々経験を積み重ね勉強もし、目標に向けて最短ルートで三年必死に頑張っても事業がさっぱり好転しない。時代の流れもあれば選んだ業界の事情や運もあるでしょう。<br><br> <font color=”0000ff”>&#x2714;</font><b>そこで廃業する判断をしても何も恥ずかしいことではありません。金銭面でいえば新車を購入して誤って廃車にしてしまったようなものです。</b><br><br> もう人生終わったと勘違いだけはしないでください。周りのバッシングもそもそも自分で決めて進んだ結果ですから辛くても受け止めましょう。(周りといっても小さなコミュニティーですよ)。決してその経験は自分にとって無駄にはなっていないはずです。むしろ人間として大きく成長できたことを実感できると思います。<br><br> <font color=”0000ff”>&#x2714;</font><b>何かをはじめる事より、やめる事の方が勇気が必要になります。</b><br><br> はじめる時は自分との戦いですが、やめる時は周囲とのギクシャクした関係などとの戦いになりますから。今まで笑顔で付き合ってくれていた取引などはまず去っていく事でしょう。ビジネス上の関係でしたらもちろん信用や信頼を失うことになりますから致し方ありません。<br><br> しかし廃業を決断するならまだ新車一台の廃車程度の時に決断してください。借入を増やし延命して金銭的に行き詰まるまでやるくらいなら、こうした決断する勇気も必要です。<br><br> <div style="margin:0em ;display:inline-block;position:relative;top:3px;padding:0 .5em;height:1.5em;line-height:1.5em;color:#990000;background:#ffdbc9;font-weight:bold;text-align:center;border-radius:5px 5px 0 0;">☆余談です</div> <div style="background:rgba(255,255,255,0);border:solid 3px #ffdbc9;border-radius:0 5px 5px;padding:20px;font-size: 100%;">この国は起業家にはいい国で、廃業してもまた開業できます。廃業届出したあとに開業届を出せるっていうことですね。青色申告の取り消しを行なっていなければ事業再開後すぐ適用になります。ただし、自己破産してしまった場合は開業できない職種もあります。士業と呼ばれる弁護士など制限があります。また、借入も基本的には見込めないと思ってください。現実的には5年から10年経てば可能ですが新たな事業計画には借入金を見込まないことをオススメします。</div> </p><br> <p><h2>この記事のまとめです</h2><br><br> <div style=" color: black; background: #ffdbc9; padding: 20px; border: 2px dashed rgba(255 , 255 , 255 , 0.5);-moz-border-radius: 6px; -moz-box-shadow: 0 0 0 5px #ffdbc9; , 0 2px 3px 5px rgba(0 , 0 , 0 , 0.5); -webkit-border-radius: 6px; -webkit-box-shadow: 0 0 0 5px #ffdbc9; , 0 2px 3px 5px rgba(0 , 0 , 0 , 0.5); border-radius: 6px; box-shadow: 0 0 0 5px #ffdbc9; , 0 2px 3px 5px rgba(0 , 0 , 0 , 0.5); font-size: 100%; ">小さくはじめる個人事業をやめる事は、倒産なんて立派な名前のものではなくて「あきらめる」っていう事です。せっかく勇気を出して一歩踏み出したのですから、せめて自分で決めた期間は必死に前だけ見て進んでください。オススメなのは三年間。ですから3年間の事業計画を自分でしっかり作ってから始めましょう。簡単にあきらめないコツです。また結果が出るまで頑張って欲しいと思いますが、やむを得ず辞めてしまう時はそれもまた勇気です。長い人生の中では大きな傷ではありません。その後培った経験をもとに再起することも可能ですから。</div></p>
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