いろんなメディアで取り上げられている協力金の支給の遅れ。
各自治体で申請受付がはじまりましたが、のんびり構えずに申請だけでもいち早く済ませてしまいましょう。
支給遅れは起きるものだと思って取り組みましょうね。
昨年の持続化給付金の際にも起こった現場の混乱もご紹介します。
各自治体単位で受け付けています
申請書類が間に合わない?
休業・時短要請協力金の申請は、各自治体単位で行われます。
都道府県単位ではなく、市町村単位での受付となっていることもありますので気をつけて下さいね。
各都道府県のホームページと、所在地の市町村ホームページどちらも必ず確認してください。
申請書類が不足していました
申請受付開始になったので、申請書類をいただきに行ってみたところすでに無くなっていました。
もちろんコピーして頂けるのですが、あらかじめ多めにコピーして用意していたにもかかわらず間に合わないということでした。
そのくらい申請が殺到しているこということですね。
支給の遅れが問題になっていますが、出来ることはいち早く申請書類を完成させて提出することしかありません。
必要書類の裏に署名を
店内写真などの添付資料の裏には「店名」と「企業名(事業主名)」を記載して提出しましょう。
僕の自治体では指示されていましたが、指示されていない自治体でも申請書類が殺到した時に書類が迷子にならない予防策になります。
提出書類紛失で後回しになりかねませんので、自署しておきましょうね。
ゆうパックや簡易書留で提出
web申請が始まっていないところは郵送での提出になるかと思いますが、こちらも書類の迷子防止にゆうパックや簡易書留での提出がオススメです。
良くも悪くも行政は書類主義なので「書類が揃っている確認」とこちらで出来る「万が一の予防」は行っておきましょう。
雇用調整助成金の申請はそうでもありませんでした
雇用調整助成金も手続きに行ってきましたが、こちらはそんなに混みあっていませんでした。
とはいっても、自治体単位で違うのでこちらの申請もお早めに。

申請がスムーズにいかない理由
一番はなんといっても書類の不備や不鮮明さです。
それと昨年の傾向からいえば、申請が遅い方が細かいチェックや再提出を求められる機会が多かったです。
申請が落ち着いてからと考えている方も読んでみてください。
問い合わせ窓口は繋がらない
どの自治体にも問い合わせ窓口の電話番号が用意されていますが、終日繋がらないものだと覚悟しておいた方がいいです。
計算例や記載例がありますからそちらを参考に、わからないところは専門家か付き合いのある経営者に尋ねた方が早いでしょう。
混雑期以降の申請はチェック項目が増えがち?
昨年の持続化給付金の例を挙げると、混雑期を避けて落ち着いてから申請した方が時間がかかっていた印象が強いです。
これは一括のweb申請だったので全国的にそういう傾向だったと思われます。
混雑時にはチェックする人員不足できちんとチェックしていなかったということではなくて、時間に余裕ができたため念を押して細かくチェックが入ったという感じでしたね。
混雑期には書類が足りなくてもいいということではないです 笑。
申請が遅れれば遅れるほど細かいチェックが入りやすく、読み取りにくい書類などは再提出を求められる機会が多かったということです。
あくまでも傾向ですが、昨年はよく見受けられました。
提出書類は多い分には構いません
書類の不備はやり直しですが、多い分にはそれに越したことはありません。
店舗内観・外観や、休業や時短の告知・チラシ・SNSでの告知、感染症対策の写真など該当する写真がたくさんあるに越したことありませんね。
また写りが暗かったりブレている写真はしっかり撮り直しましょうね。

資金繰りもお早めに
申請が終わったら、資金繰りにも早めに目を向けておきましょう。
協力金の支給は遅れるものだと思って当面の資金繰りに入れずに、余裕のある資金繰りを心がけて欲しいです。
コロナ貸付の優遇措置を知っておこう
緊急事態宣言の該当地域でなくても将来的に融資を受ける予定があれば、金利や条件が優遇処置されていますのでオススメです。
借入の限度額に達していても、別枠での融資となっています。
実質一定期間無利息で返済開始の据置期間もあり、既存の借入の借換えも認められていますのでぜひチェックしてください。
※こちらも申し込みが混みあっています。

スムーズな申請のポイントのまとめです
- 提出書類の裏面に署名を書く
- 郵送の際には追跡できる手段で
- 不明点は専門家か経営者仲間へ
- 落ち着いてからの申請はチェック項目が多くなりがち
- 添付書類は多いに越したことありません
昨年も振り込みまで、かなり混乱していたのを思い出します。
とにかく書類不備には気をつけて済ませることしかできないですね。
一番大切なことは、当面の資金繰りであてにしないということです。