定番メニュー10選で取り上げた中から深掘りしてお伝えします!
今回は、最近定番化したコッペパンについてです。
まだ全国的に定番化していないようなので、お近くにコッペパンのキッチンカーが走っていない地域の方は、特に参考にしてみてください!
飲食初心者でも出来るノウハウですから大丈夫です!
※まずは定番メニューを知りたい方はこちらをどうぞ〜
商品ニーズと特徴的な売れ方
バリエーションでどんな場面でも
コッペパンの一番の売りはバリエーションが豊かで、新商品開発も思いつきですぐ出来ることです!笑
お客様のターゲットなどは考える必要はなく、お子様や女性向けには生クリームとフルーツを挟んで、サラリーマンの小腹を満たすのにはカツを挟んでも焼きそばを挟んでも、イベントの食べ歩きの定番のウインナーでも自由です!
自分が食べたいというメニューを考えてどんどん追加しましょう。
よくあるメニュー一覧
それではよく並んでいるメニューの一覧から見ていきましょう。
- 唐揚げ
- 焼きそば
- ナポリタン
- 生姜焼き
- 生ハムチーズ
- ソーセージ
- 海老とタルタルソース
- たまごサラダ
- ツナマヨ
- フルーツサンド
- チョコバナナ
どこかで見かけたことがある商品ばかりですね。これだけでも10種類以上となります。生クリームの商品はイチゴやキウイなど、お好みのスウィーツを足すだけでどんどんメニューは増やせます。
ポイントとバリエーションの目安
大まかなポイントはおかずを挟んだ惣菜メニューと、パンケーキ感覚のデザートメニューに分けてバランスよくバリエーションを増やすことです。
メニューボードもこの二つで色分けした方が、お客様も選びやすいですよ。
プレーンなコッペパンは何にでも相性がいいので、飲食店開業初心者の方にとても向いていると言えます!
どのコッペパン屋さんも20種類くらいはバリエーションを揃えています。
サイドメニューは必要か?
サイドメニューを付けるとしたらドリンクが相性いいです!
パンは口の中の水分摂られますから、セットで購入される確率も高いです。
フライドポテトや唐揚げも、もちろん相性抜群なのですが、厨房設備を揃えるかどうかという別の問題があります。
ランチタイムなどは、複数個購入の場合の割引を設定してもいいでしょう。
これだけ種類があれば、コッペパンだけで完結しますので、セットメニューが無くても全然対応できます。

販売スタイルの特色
販売時間は一日通してコンスタントに売れます!
大きな売上の山は出来ませんので、ランチタイムや夕方にアルバイトを用意したり、オペレーションで頭を悩ませたりすることも少ないです!
独立開業後は一人で廻ることをオススメしますが、充分一人でこなせるメニューですよ。
パッケージとSNS映えを意識して!
お客様は食べながらイベントを廻れるので、お客様が歩く広告塔になってくれます。
なので、手に持つ部分のパッケージや紙袋はちょっと目立つ色やデザインを意識しましょう。
気になったお客様が、キッチンカーを探しにきてくれますよ!
それと、デザートやスウィーツはSNSに載せていただける確率が高いです!こちらもお客様が広告等になってくれるという、なんとも有難い特典みたいなものです。
パンケーキ感覚のメニューは、インスタ映えを意識して完成させましょう。
売り切れ御免で行きましょう
ランチタイムには惣菜メニューが、アイドルタイムはデザートメニューがよく売れます。一気に注文が重なって売り切れてしまう商品も出てきます。
付け合わせはタッパに入れるものが多いですが、これだけの種類ですから、売り切れ表示を用意して、売り切れ御免で行きましょう!売り切れ表示をつけることで、お客様も購入を迷う時間も短くなります。
たくさん出店を経験することで、どんなイベントには何を多めにという感覚も身についてきますが、販売データはきちんと取りましょうね。
季節やイベントの種類で、後で見返すことで貴重なデータとなりますから。予約が入ることも多い
営業ツールでSNSの活用は必須です!出店情報もしっかり告知すると、予約が入ることも多いです。
少なくとも、仲良くさせてもらっているコッペパン屋さんはどこも予約入っています。(非常に女子にも人気で羨ましいです)
売り切れ表示での人気商品演出と、SNSで広まりやすさからだと思いますが、予約の入るお店を目指してみてはいかがですか?
商品化までの流れ
初心者でも大丈夫です
パンの製造技術を持っていたり、揚げパンを提供する設備が備わっていたりする方は、ここからは参考になりませんので、読み飛ばしてOKです!
そうでない方はもう少しお付き合いください。
一年を通して売れるメニューかどうかというところ!
既存店を持ち、売上のプラスアルファが目的のスポット出店でしたら構わないのですが、キッチンカーで開業という方は通年販売できるかは押さえておきましょう!
パン(バンズ)の仕入
まずは肝心要のコッペパンの仕入れからです。
これは絶対やって欲しいのですが、お住まいの地域のパン屋さんに交渉に行ってください!「そんないきなり」と思うかもしれませんが、パン屋さんは店頭販売もしていますが、パンをスーパーや飲食店に卸すのが当たり前なんです。
万が一ダメでも数件廻ってください。もちろん自分の好きなパン屋さんがあればそこからです!
コッペパンの仕入れは数十円で済むはずです。
パン屋さんの一日は早いです。夜中のうちに焼き始めますから、
商品の受け渡しの時間もしっかり打ち合わせましょう。
キッチンカーの出発時間に合わせて焼き上げていただきましょう。
パンの種類を検討する
コッペパン以外にも、カレーパンや揚げパンなどもリクエストに応えて頂けるでしょう。
どこまで卸売り可能なのか、気になる事は聞いてみてください。
そうした情報は、後々の展開に参考程度にしておきましょう。出来る幅が広がると手を出したくなるでしょうが、最初はコッペパンだけで絞った方がいいです。
あえて増やすならコッペパン自体の種類です!
生地が米粉だったりバター風味だったり、その中から少し幅を広げるのはありかもしれません。
また、焼き方によっても随分差が出ます。こんがり焼いていただくのと、ふっくらと焼いて頂くのとでは、全く別物になります。
冷凍パンの仕入
焼きたてのパンの扱いやロスが怖いという方は、地元の業務用食品メーカーをあたってください。ただし、当たり前ですが冷凍食品なのでクオリティはガクッと落ちます。
もし業務用の取り扱いが見つからなければ、コーヒーメーカー(キーコーヒやウエシマコーヒー)に問い合わせましょう。
まず間違い無く取り扱っています。
いずれにしても、最後の砦くらいに思っていて下さいね。
具材の管理と設備
具材はそれぞれタッパに入れて管理することになります。各種ソースは色違いのソーサーで。なので、設備は冷蔵冷凍庫・電子レンジは必需品です。
出来上がった商品を並べておく冷蔵(冬は保温)ショーケースも必要な設備です。
焼き台などの厨房機器は、将来どこまで進化するかによって変わりますので、個人差が出るところです。
フライヤーや焼き台など、キッチンカーのサイズも変わってきますので、大きな決断になりますね。
冬はホットサンドで
冬は定番のウインナーの入ったホットサンドから。
冬メニューのバリエーションを増やすのに、四苦八苦しているようですが多国籍メニューに走るのは得策ではありません。
定着したメニューを見たことがまだありません。もしかしたら、こちらは北海道なので、外人の居住が多い地域だとそうではないかも知れません。
日本人が聞いてすぐイメージ出来るメニューであることが販売もスムーズだとは思います。
価格を決める
価格帯は300円から600円くらいまでが一般的だと思います。お客様もそのくらいで認知しているでしょうし、お買い求めやすい価格です。
低価格の商品が並んでいるということの安心感が、一つの売りでもありますので、無理に高価格帯の商品開発を意識する必要はないでしょう。
キッチンカーに寄ってきやすいというのは、大きなメリットですから。
