いの一番に決めなければいけないのがメニューですね!
これが決まらないとキッチンカーも発注できません。店内業務を考えないで、先走ってキッチンカー購入したらいけませんよ 笑
とはいっても、既存店でなく新規開業を目指す方には決めかねますよね。そこで今回は流行り廃りに左右されない定番メニューをご紹介します!
※よかったら合わせて読んでみて下さい
売れるメニューと売上UPのポイント
定番メニューの底力
売れるメニューとは何かといえば、意識してほしいのが一年を通して売れるメニューかどうかというところ!
既存店を持ち、売上のプラスアルファが目的のスポット出店でしたら構わないのですが、キッチンカーで開業という方は通年販売できるかは押さえておきましょう!
そして息の長い人気メニューかどうかという点。
定番と呼ばれるメニューは目新しさはありませんが、間違いなく息の長い人気メニューなのです。盛り付けや包装、提供の演出で定番メニューも輝きます。
定番メニュー10選、それぞれ見ていきましょう。
焼き鳥
キッチンカーのハシリとも言える、スーパーなどに隣接した屋台販売で長年定番となっている「焼き鳥」
その強さは、平日でも売り上げは安定していて時間帯の波も少なく、一日通して売れること!
主食ともサイドメニューとも区別がつきづらいですが、主食としてなら大量に、おつまみなら2,3本というお手軽さも支持されるポイントでしょう。
いずれにしても日本人の焼き鳥好きは間違いないので鉄板の定番商品です!
焼き鳥を取り入れる方は、ジャンボ串や牛タン串などの単価の高いメニューも取り入れれば、さらに売り上げ向上にも役立つはずです。
カレー
3大国民食の中で、キッチンカーに一番向いているのがカレーです!
カレーは主食なので、ランチタイムと夕方に売上が集中します。ただし、圧倒的に提供スピードが速いので販売機会を逃すことが無いのが大きな強みです!
カレーは冷凍保存が効くので、食品ロスも圧倒的に少ないメニューです!
カレーで起業を考えている方は、スパイスカレーを研究することと、ランチと夕方の間のアイドルタイム用のメニュー開発で売上アップを目指すことになります。カレーパンやカレーまんはそれだけで行列になることもありますので、オススメです!
唐揚げ
意外かもしれませんが、キッチンカーで一番多いのは「から揚げ」です!
キッチンカーが集まるイベントなどでは、必ず一台は見かけることでしょう。近年では唐揚げ専門のチェーン店もよく見かけるようになりました。将来的に実店舗展開を目指す方には、初期投資も安く済みますしオススメのメニューですね。
これについては、また別の記事で特集しますね!
唐揚げをメニューにするなら必須なのがランチや夕方はお弁当として販売すること!焼き鳥と違って、お弁当スタイルにしないと単価の高い商品にはなりませんので、唐揚げ弁当は必須メニューです。
もちろん軽食やおつまみ感覚で売れますから、一日を通してコンスタントに売れるメニューです。
クレープ
クレープも唐揚げ、焼き鳥に並ぶキッチンカーの王道メニューです!
家庭などで手軽に作れないメニューなのに、誰もが知っていてお手頃価格なのでどこに出店しても安定して売れます!
注意点は、提供時間はメニューが単一では無いのでたくさん作り置きできず、どうしてもある程度かかりますから行列が出来る人気イベントにはあまり向いてないかもしれません。裏を返せば、人気イベントを狙わなくても稼げるということです!
ランチや夕方はどうしても他のキッチンカーより閑散としたイメージがありますが、それだけ売上の山がないだけで実はコンスタントに売れているんですよ!
また、クレープ販売はイベントにアクセントを加えられるのでイベント主催者から呼ばれることも多いです。
課題としては、クレープ販売は夏の暑い時期は若干売上が落ちます。冷たいメニュー(アイスクリームのクレープなど)の開発には必ず取り組みましょう。年間の売り上げに波があるのがクレープの課題です。
クレープの焼き台はガスタイプと電気のタイプがあります。栃木で知り合った、クレープの移動販売を大規模でやっている社長曰く、クレープの製造は高校生のアルバイトでも一週間あれば覚えられるとのこと。飲食初心者の方も安心してチャレンジしてみてください!
たこ焼き
たこ焼きのキッチンカーも、どこかで見かけたことがありますよね?キッチンカー販売ではすっかり定番のメニューですね!
たこ焼きの最大の強みは、一日中コンスタントに売れるということ!そして粉ものですから原価が圧倒的に低いことです!
商売人の街、大阪で超ロングランの人気商品なので間違いなしです。関東にお住いの方なら、駅前に必ず出店していてついつい買って帰られるのではないでしょうか?笑。
そのくらいお手軽で誰もが大好きなメニューなんです。
たこ焼きも、他の定番メニューと同じで、一日コンスタントに売れるメニューですが、主食ではないので単価を上げるのが難しいです。たこ焼き販売に関しては、常に提供出来るだけの作り置きをどれだけしておくかの読みと、サイドメニュー開発よりも「出汁」で違いを出すことをオススメします!
丼もの・弁当
お弁当はキッチンカーに限らず、宅配弁当もあれば、路面店のお弁当専門店も多数ありますので、昼食・夕食ならまずお弁当を探すお客様は圧倒的に多いです。
さらに、既存店の売り上げ減を賄うためにキッチンカー販売を始める飲食店も多く、専門の調理人によるお弁当のクオリティも他のメニューよりもハードルは高いです。
お弁当はお客様も多くライバルも多いメニューだということです。
勝ち抜く手段としては、「食材」で勝負するべきでしょう。
仕事の関係や出身地、知人などから、とびっきりの食材を調達することが出来れば勝負できるはずです。地元が産地でなかなか手に入らない食材が調達できたり、流通しずらい食材が手に入ればお弁当をメインメニューにしてもいいのではないでしょうか。
また、調理経験があり、腕に自信がある方には向いています。
つまり飲食初心者の方や、特に食材で差をつけられなければ他のメニューも考えてみましょう。
ハンバーガー
マクドナルドやロッテリアが出来てもう何年経つでしょう。つまりハンバーガーは若い人がターゲットと考える必要はありませんよ。
近年では独自のハンバーガー専門店もたくさん出来ました。価格も安いファーストフードのイメージから、専門店のものは高くても認知されているので問題ないです。
キッチンカーでのハンバーガーは、お客様がイベント中に歩きながら楽しめるメリットがあり、どちらかと言えばイベント向きのメニューです。
ランチタイムなどはポテトなどを付けたセット販売もできますし、お持ち帰りのお客様が多いのも特徴です!
ハンバーガー販売のポイントは、バンズにもパティと見た目をしっかり作り上げることです!ここさえしっかりしておけば、中に挟むトッピングやサイドメニューのポテトなどは、それほど問題ないでしょう。
特にハンバーガーは、インスタ映えする盛り付けが多いので、食品の3原色(赤・緑・黄色)は意識して完成させましょう。
焼きそば
続いては、屋台でもお祭りでも定番の焼きそばの紹介です!
特にキッチンカーでは実演販売と、その匂いに誘われて行列ができやすいです!
さらに原価が安いという経営上の大きなメリット付きです!
国民の誰もが、安心して注文できるメニューだからこそ特色を出すのは難しいのですが、有名なご当地焼きそば風で出すのも手かもしれません。(僕的には、地域で受け入れられやすい麺の太さがあるので、無理に取り入れる必要はないかと思いますが…)
忙しい時間帯以外では、焼きそばパンがいいと思います。歩きながら楽しめますので、特にイベントに向いているようです。
単価を稼ぐなら海産物か肉でアップグレードしましょう!
こちらもたこ焼きと同じで、一日の流れを読んでの作り置きが必須です。忙しい時間帯の販売ロスは運営での大きなポイントです。
コッペパン
コッペパンは意外かもしれませんが、キッチンカーではもう市民権を獲得して、定番と呼んでいいかなと思います。
ここ2年くらいずっと売れ続けていて、今では出店日前に予約を取っているキッチンカーもあります!
なぜここまで人気かといえば、バリエーションの多さと、スウィーツを兼ねた女子への高いニーズから!
もしかしたら、北海道が先走って市民権を得たかもしれません。お住まいの地域であまり見かけなかったらオススメですよ。
流行り物のメニューとは全然違って、安定的に高い売り上げを上げています!
コッペパンのイメージは焼きそばパンや卵ロールのようなイメージではないでしょうか?必須なのは生クリームに果実を乗せたメニューです。
デザートメニューを加えれば、あとはカツを挟んだメニューでも、生姜焼きでもナポリタンでもどんどん新メニュー投入してOKです!
販売価格は300円から600円ですね。とにかく盛るだけの簡単なオペレーションを意識して、数をこなせれば一日中安定した売り上げを作れます。
別記事で特集しようと思います。
ピザ
ピザも定番メニューなので紹介しますが、設備と提供時間、仕込み時間が掛かるなどの難しさがあります。
大きなイベントの場合は、お客様を待たせてしまうので番号札と呼出の機器は必ず用意しましょう。また、待ち時間の目安を伝える事と、お会計は前払いで頂くことも大切なポイントです。
クリアしなければいけない事はいくつかありますが、年齢問わずに売れるのと客単価が高い点は魅力です。
バリエーションも増やしやすく、魚介類でも野菜・肉類でもどんどんメニュー開発できます。
キッチンカーなので、焼きたてのピザを提供する設備(窯)がないと意味がありませんが、他の設備はほとんど必要ないです。また、記事を延ばす実演まで出来れば、人気のキッチンカーとなるでしょう。
流行りモノと季節モノ
キッチンカーで開業するなら、通年通して流行りに左右されないメニューがオススメです!また、キッチンカー販売だけなら季節性の高いメニューは避けるべきでしょう。
それでも最初に決めたメニューが、流行に乗ったメニューだったり季節性の高いメニューなら、臨機応変に対応できる準備をしておきましょう。
キッチンカーはフードトラックで
軽食系のキッチンカーを運営するとして、アイスクリームやかき氷など、夏に売り上げを作れるメニューを投入した場合は、秋・冬に向けて商品の入れ替えが必要ですね。これは流行り物を扱う場合でも一緒です。
必要な設備の入れ替えと、オペレーションの計画を練らなければいけませんが、柔軟に対応できるようにキッチンカーは軽トラックではなくフードトラックにしておきましょう。
小さな1,5tでも構いません。キッチンカー内で出来る幅は確実に広がります。
備え付け設備は極力なしで
鉄板などのキッチンカーに備え付ける設備はNGです。
厨房設備は、積み下ろしができるものにしましょう。
車体に貼るカッティングシートも、メニューではなく屋号にした方がいいでしょうね。
専門店としては弱くなる
メニュー入れ替えの場合は、専門店色は薄れます。
メニューの入れ替えが頻繁で、いいとこ取りが出来ればいいのですが…。