伝えたいことはハッキリしているのにうまく伝わらない。
そんな経験きっとありますよね。(歌の歌詞みたいですね 笑)
コミュニケーションの手段として言葉の使い方は大切です。
もしかして難しい言葉を使ってはいないでしょうか?
まずはそこを意識してみましょう。
難しい言葉を使ってしまう人の特徴と合わせて紹介します。
伝えることが上手な人になりましょうね。
言葉は伝えるための道具
伝えるために工夫できる3つのポイント
商品の知識については人一倍勉強したのに、いざ説明してみると伝えたい人にうまく伝わらない…
せっかくの努力がもったいないですね。
伝え上手になる手法を3つ紹介します。
- 知識を持っていないことを前提で話してみる
- 急がないで反応を見ながら話すクセをつける
- 3年前の自分に説明してみる
知識を持っていない前提で話す
順序よく説明したのにうまく伝わらない。
そんな時は、いま説明したことを小さな子供に伝えようという気持ちで伝えてみてください。
伝える言葉も違ってきますよね。
決して相手を子供扱いするわけでなく、相手がある程度わかっている前提で話してはいないでしょうか。
こちらの勝手な思い込みです。
伝わらない単語を聞かれて「そんなことも知らないの?」なんて態度をとったら聞いてくれることもなくなります。
伝わらない時は、伝えたいことに対して「ほとんど知らない人」を前提に説明してみましょう。
反応を見ながら話すクセをつける
伝え方に自信がない時は、話しながら相手の反応を見るクセをつけましょう。
「あれ?伝わってないかな?」と感じたら確認してみたり、話す言葉を変えてみたりしてしっかり伝わるように工夫しましょう。
たくさんの人の前で話す時も、最前列の人の反応を見ていれば大丈夫ですよ。
急いで伝えようとしないで、ゆっくり確認しながら伝えていくと必ず伝わります。
こうして丁寧に伝える経験をした分だけ伝え方も上手になります。
3年前の自分に話しかけてみる
小さな子供に説明するのはうまくイメージできない時は、3年前の自分に伝えてみましょう。
まだ知らなかった、経験していなかった自分に向けて説明してみましょう。
3年も経てば、いろんな知識も経験も積んでいると思います。
相手が自分だと言葉を選ばないで済むのでより簡単ですよ。

【参考】もう一歩先の接客を目指す方へ
少し難しくなりますが、前述の3つを意識するクセがついたらもう一歩先に進んでみましょうか。(必要なければ飛ばしてください)
販売や商談の現場で身につければ、一流の販売員・営業マンになれるでしょう。
損をしてしまうことは心に響く
言葉は伝わっていても、胸に響かない時もありますね。
例えば、女性のお客さんが同窓会用の服を買いに来たとしましょうか。
明るい色で似合いそうな服だったらどう勧めるでしょうか。
- 「明るくて卒業したばっかりに見えますよ」
- 「明るいカラーを着ないと老けて見えます」
この場合、お客様は老けて見えてしまうことの方が問題なんです。
人は伝えられたマイナスの情報の方が残るものなんです。
「今日までセールなので2割引です」の得より「明日からは通常価格になります」の損の方が言葉として強いのです。
※今回の服の例だと、提案までに2つプロセスがあります。
会話から「同窓会用の服」という情報をまずは引き出すこと、楽しい同窓会であって欲しいとこちらがイメージすること。
このプロセスがないと提案も成り立ちません。
後押しはイメージしやすい言葉で
胸に響く提案ができたら、最後にクロージングといって行動を起こす「背中を押す」言葉を届けましょう。
クロージングとは、これで完結という意味です。
クロージングで大切なのは、イメージしてもらうこと。
先程の例だと、この服を着て同窓会に参加したら、どんな幸せが待っているかイメージしてもらうことです。
素敵なイメージが湧いてくるように伝えましょう。
イメージが湧きやすいように具体的に伝えることがポイントです。
※僕なら図々しいので「昔の彼氏も、きっとドキッとするよ」なんてクロージングしますね 笑。
【参考】きっかけはマイナスで決断はプラス
販売の話になると長くなってしまってスミマセン。
要するに提案で心に響くのは「損をすること」で、最後の後押しは「幸せなイメージ」が大切ということです。
映画やドラマなどに置き換えると覚えやすいです。
困難を解決した後に平和で幸せな時間がやってくる感じですね。

ちなみに最後のクロージングで、お客様が商品の効果をイメージすることを「ベネフィットする」っていいます。
仕事上でいつか聞く言葉なので覚えておきましょう。
「その商品から得られる効果(恩恵)」のことですが、「メリット」よりも強い意味になります。
メリットはその商品の持つ「特徴」です。長所のことですね。
ベネフィットは「その先にある幸せ」までいっちゃいます。
余談ですが頭の片隅に覚えておいてくださいね。
難しい言葉を使いたがる人の特徴
難しい言葉を使って話す人って、伝える自信がないように思えます。
「こうして自分は専門的に説明している」という防衛本能が働いているような気がしてならないのですが…。
難しい言葉は使わないこと
「あえてその単語使う?」っていう人のことです 笑。
ついつい覚えたてのカッコイイ単語を乱発する人いますけど、かえってカッコ悪いですし何言ってるのか分かりずらいのでやめましょうね。
下記のように思われますので気をつけましょう。
- 話し相手を見下して話したい
- 知識や学歴があることを誇示したい
- そもそも伝えたいと思っていない
- 凄い人だと思われたい
思っていなくてもやめておきましょう
上記に4点ほど書き出しましたが、ひどい言われようですね 笑。
決して話している本人にそんなつもりはなくても、聞いてる方は変に取りますから気をつけましょう。
そもそも伝わりづらいからやめましょう。
言葉は伝える道具であって、難しい単語は決して伝わりやすいものではありません。
専門的な会議などで、皆さんが単語の意味を理解していれば説明が省けてはじめて役立つものになります。
どの言葉が一番伝わるか、きちんとチェイスして話す人のことを賢い人といいます。
難しい言葉を使わないことのまとめです
- 知識を持っていないことを前提で話す
- 相手の反応を見ながら話すクセをつける
- 3年前の自分に説明してみる
- 接客・営業での伝えるテクニック
- 難しい言葉は使わない
ネット上で何か検索してどこかのサイトにたどり着いても、専門用語が二つくらい見えたら戻ってしまいます 笑。
文字だとなおさら立派な単語を使ってしまいがちかも知れませんね。(気をつけます)
言葉はいつの時代からあるのか分かりませんが、「伝える手段として発達した」のは間違いないでしょう。
立派な単語を覚えた人よりも、伝え上手な人の方が言葉をしっかり理解しているということです。