【経営者はなぜ孤独なのか】孤独を感じる経営者には成功者が多い。孤独の解消法もお伝えします

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「経営者は孤独である」よく耳にする経営者の定番キーワードです。事実、自分も20数年経営者をしていますがいつも感じることです。これから起業する方も必ず感じることなので、あらかじめ覚悟しておいた方がいいです 笑。事業が成長すればするほど感じます。どうして孤独を感じるのか、今回はその理由と解消法についてお伝えしていきます。
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なぜ孤独を感じてしまうのか?

成功する経営者ほど孤独を感じる

経営者になると孤独だと感じることは必ずやってきます。そして成功している経営者ほどその傾向は強くなります。今孤独を感じていたらいい方向に向かっているサインだと思ってください。

今までの友人関係から感じ出します

最初に孤独を感じ出すのは、友人たちと一緒にいる時からではないでしょうか。起業後に友人と会うと話が合わなくなったと感じるはずです。どれほど深く通じ合っていても感じてしまいます。

では一体なぜそんな感情が生まれてくるのでしょうか?

結論からいうとあなたが成長したからに他なりません。

経営者がサラリーマンより素晴らしいわけではありません。ただしスピードは明らかに違います。事業のことを考えている時間も深さも違います。起業前の自分と照らし合わせて見ればわかりますよね。

従業員と話していて感じること

従業員を雇うようになると同じような感覚を体験することでしょう。しかし、これは孤独とは少し違う感情だと思います。従業員に感じるのはどちらかといえば距離感です。腹を割って事業について語り合っても埋まる距離ではありません。

理由は二つ

  • 立場が真逆なこと
  • 思いが3倍あること

立場に関しては従業員を役員に登用しない限り埋まらないでしょう。経営者サイドと労働者サイド。どんなに零細企業であってもこの構図は変わりません。

基本的に従業員は生活のために稼ぎにきてくれていますし、経営者は事業の発展のために雇用しています。給料を支払う立場といただく立場。その違いですね。

もう一つは事業への熱量や覚悟が3倍違うことを認識することです。8時間労働の従業員と24時間頭から仕事が離れない経営者でしたら時間だけ見ても3倍違います。

どこか話についてきてくれないと感じる時はそうしたところに原因があります。伝えることはいいのですが求めすぎには気をつけましょう。

*経営者として成長するチャンスです
話の合う従業員がいると心地いいですしやりやすいです。しかしいつまでもそれではいけません。逆にいえば経営者と同じ熱量を持って仕事に取り組むような従業員は、独立するかもっと大きなところへ転職することになると思います。経営者から学ぶことがなくなったり尊敬出来なくなると自分でもそうなりますよね。ですから素敵な従業員に出会うということは、自分を奮い立たせて成長するチャンスなのです。

裏切られる理由

手塩のかけた従業員がある日突然退職する。態度が悪くなる。少なからずそうしたこともやって来ます。待遇が悪くなったり誰かと比べて不満があったりすると起きやすいです。また経営者になるといろんな人が寄って来ますし、何かあるとすぐ離れるという経験もするでしょう。そんな裏切られた気分になると孤独感が襲ってきます。

裏切られたと嘆く前にちょっと待ってください。雇用も取引も残念ながらお金や待遇に絡むことなのです。事業ですからそれが当たり前だと考えましょう。

決断は自分一人

どんな小さな案件も事業を左右するような大きな案件も、最終的に決断するのは経営者です。

決断の場面でも孤独感を味わうことになるでしょう。正確にいえば下記でも触れますがプレッシャーでしょうね。どんな結果になっても責任を背負うのは自分です。日々決断の連続です。結果はともあれこの経験が経営者としてハートも強くしてくれますし成長にも繋がるです。

資金繰りで感じる時

事業ですからいい時もあれば悪い時もあります。時には資金繰りで頭がいっぱいになる時もあるでしょう。創業仕立てでしたら毎月のようにやってくるかもしれません。

こんな時も孤独感のようなものを感じますが、正体はプレッシャーです。

経営者になった瞬間から宿命のように背負い続けるものです。従業員を雇った時にやってくる生活を背負うプレッシャーと同じような感覚です。つまり事業である以上、売り上げを作り支払いを済ませるという小学生でもわかることへのプレッシャーです。実際に携わるとそれは感じますよね。

経営者を退くまでずっと背負い続けるものですから、差し迫って世界が狭く感じる前にしっかり対策を練って備えておくことです。

成功者ほど感じるものです

つまり、孤独を感じれば感じるほど経営者として成長している証なのです。

*先頭の景色です
どんどんまわりと話が合わなくなったり感覚がずれるということは、事業の経営という部分でそうした人たちよりも先を走っている証です。決して悲観しないでください。先頭を走るランナーは孤独なものです。
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孤独を感じることへの解消方法

社外の人脈

身のまわりや社内ではどうしても上記のような孤独感が生まれてきてしまいます。それではどうやってこうした孤独感を和らげればいいのでしょうか。最適解は社外にあります。しかし落とし穴もありますから気をつけましょう。

上司がいない

経営者になった瞬間から当然ですが上司はいません。相談に乗ってもらう経験豊富な先輩が社内にはいません。孤独や悩みを共有してくれる人は社外にいます。取引の人脈もそうした支えあえる人脈も経営者には必要です。

できれば尊敬できる経営者の方がオススメです。共感してくれる時も叱咤激励してくれる時もきっとスッと胸に入ってくるでしょう。同じ経営者として違うやり方や考え方で気付きもたくさんあることでしょう。

飲み友達は違う

ここで気をつけて欲しいのが傷を舐め合う飲み友達です。

どうしても日頃のプレッシャーやストレスから同じ痛みをわかってくれる経営者に出会うと、一緒にいて楽ですからそうした時間が増えてしまいます。人間ですから当たり前なことなのですが、仲間が出来たことによって気が大きくなると一つ一つの決断が雑になります。

自分の成長の妨げになるような人かどうかしっかり判断するよう肝に銘じていてください。悪影響に流されてしまった経営者をたくさん見て来ましたから。

いろんな会がありますよね。自分の顔を売ることも人脈を広げることにもとても役に立ちます。勝手なお願いですが、できれば二次会までの参加にして欲しいです。

経営者の先輩たちに癒されましょう

これからの経営の力にしてください

どんな経営者も体験する孤独。その立ち向かい方も様々です。大切なのは孤独に対する捉え方です。考え方をどう持つかということ。信念を持つことが生き方にも大きな影響を与えます。経営者の諸先輩たちからヒントをいただきましょう。

スティーブ・ジョブスの手法から学ぶ

アップルの創始者のスティーブ・ジョブス氏は瞑想の世界に興味を抱いていました。これは常に一人になって自問自答することを大切にしていたからです。まわりに惑わされないという意図もあります。こうしたストイックさがいつも毅然としていた生前のジョブス氏を作り上げた源なんですね。

偉人たちの言葉からヒントを得ましょう

  • 「決断の場面においては、トップは常に孤独である」
    ピーター・F・ドラッカー
  • 「決断しないことは間違った行動よりタチが悪い」
    ヘンリー・フォード
  • 「最大の臆病者は自分がどういう立場をとっているのかを部下に知らせない管理者だ」
    ジャック・ウェルチ
  • 「一度も間違ったことのない人はいないだろう。いるのであればそれは何にも挑戦しなかった人だ」
    ウィリアム・ローゼンバーグ
  • 「人には燃えることが重要だ。燃えるためには薪が必要である。薪は悩みである。悩みが人を成長させる」
    松下幸之助
  • 「あらゆる階級を通じて、目立って気高い人は誰か。どんな長所を持っていても、常に心の平衡を失わない人だ」
    ジェイ・エイブラハム
  • 「成功にもっとも良い場所は、今の自分がいる場所である」
    チャールズ・シュワブ

経営者が孤独なのはなぜかのまとめです

経営者になると必ずやってくる孤独感。これからの起業家の方は寂しがらずにようやく自分にもやってきたかと向かい入れてください。孤独という相棒と付き合い続けることこそ経営者として成長し続ける秘訣です。この相棒が見当たらなくなったらどこかで成長する足を止めて休憩していないでしょうか 笑。大袈裟にいえば歴史上の偉人たちも感じていたといえばそんな想像はできますよね。トップに立つということは自由とセットで孤独も手に入れるということです。
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